追跡 (角川文庫 緑 338-17)
追跡 (角川文庫 緑 338-17) / 感想・レビュー
錯乱坊
社会派正義漢高木彬光先生らしい1冊です。実際にあった事件をベースに真相はこうだったはずだ、だからこれは冤罪なんだということを強く訴える作品です。神津恭介ものはお話としては面白いものの犯人当てとしては読んでいると中盤には『あ、こいつ犯人ね』と分かってしまうという難がありますが(高木先生が内心でこいつは悪い奴なんだと言いながら書いているのが想像できてしまう)、こういう社会派系の作品ではなぜかそういうところが無いのが不思議ですね。
あや
泉一郎さんが冤罪に立ち向かうお話。泉一郎さんは弁護士だけどアクション系な話が多くて楽しい。破戒裁判のような話も読みたいな。
2015/05/12
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