呪縛の家 (角川文庫 緑 338-55)
呪縛の家 (角川文庫 緑 338-55) / 感想・レビュー
kagetrasama-aoi(葵・橘)
高木彬光作品、登録第五作目。名探偵神津恭介シリーズ、長編の第二作目。「刺青~」とは違って猟奇的な感じが薄いですが、新興宗教の胡散臭さがプンプンして、ストーリィを盛り上げています。ワトソン役の松下研三さん、なんとなくおっちょこちょいで軽い感じのイメージがありますが、この人も一高から東大医学部に行き、軍医として従軍したお医者さんです。忘れてました!事件の解決は……こういう終わりもありでしょう(;O;)。ところで、このお話「金田一少年~」で使われている気がします。まあ、推理小説に特許はありませんから(続く)→
2019/06/11
イシグロ
神津恭介シリーズ2作目。『宝石』連載時には、著者自ら原稿料の一部を割いて、犯人当ての懸賞を行ったことでも有名な一作。 旧友からの依頼で八坂村を訪れる語り手・松下研三。旧友の実家は没落した新興宗教の宗家だった。老いた教祖と三人の娘。怪しげな予言者が語る四つの殺人予告。そして起こる密室殺人。 遅れて現れた神津恭介は「殺人交響楽」を阻止できるのか。 このおどろおどろしい舞台立て、時代感、雰囲気だけで十分に酔えます。冷静になってみると色々ツッコミどころがある作品だとは思うのですが、それも含めて楽しく読めました。
2020/05/10
かなで
すみません。あの読者への挑戦はさっぱりでした……。いや毎回割と挑戦はわからないので飛ばすのですが、あっあれは……無理でした。でも探偵がかっこいい推理小説はやっぱりいいですね。事件も密室のオンパレードで、わくわくしました。あと宗教がらみの殺人事件やっぱり好きです。
2012/04/12
二分五厘
1986.7.30
Arte
名探偵が無力な話というのはさておき、これはちょっと何だか。殺しすぎ。というか、神津恭介と松下研三ってこんなんだったのか。
2003/05/19
感想・レビューをもっと見る