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白魔の歌 (角川文庫 緑 338-62)

白魔の歌 (角川文庫 緑 338-62)

白魔の歌 (角川文庫 緑 338-62)

作家
高木彬光
出版社
KADOKAWA
発売日
1983-10-01
ISBN
9784041338629
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白魔の歌 (角川文庫 緑 338-62) / 感想・レビュー

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ヨーコ・オクダ

神津恭介シリーズ。ある牧師が起こした殺人やら詐欺やらの事件を担当した鬼警部。後に、名探偵となり、株でも儲けて資産家となり…。そんな彼が、件の牧師(の近親者)の復讐に怯える。神津に助けを求めるのだが、彼は仕事で海外へ。その間、元・鬼警部の身内が2人殺される。次は誰が狙われるのか?犯人は??と、素直に読めないんだよなー。前半に出てくる、元・鬼警部のあるセリフでピンときてしもて😅なんか、偏った性格の人が多すぎて。犯罪の動機も理解しがたく。でも終盤で、神津が犯人と対峙するシーンは興味深いけどねー。

2024/01/30

kagetrasama-aoi(葵・橘)

高木彬光作品、登録第十五作目。名探偵神津恭介シリーズ、長編の第八作目。今回はワトソン役が松下研三ではなくて週刊誌「東洋」の編輯記者浅岡典夫です。そして神津恭介は香港へ行ってしまって、ほとんど登場しません。ちょっとイレギュラーな感じです。殺人方法はいかにも当時の雰囲気が出てるし、舞台のお屋敷はおどろおどろしいです。でも、動機と結末があっけなかったかな……。作者さまも名探偵もお疲れなんでしょうか。

2019/08/11

ホームズ

全体的に中途半端な感じの作品でしたね。もう少し工夫すればマシにはなったのかな~。神津恭介の活躍もほとんどなかったし・・・。

2012/01/14

二分五厘

1985.11.6

c

少し前、麻耶雄嵩がエッセイで取り上げていたので読んでみた。今読めば、なるほど作品の質は兎も角麻耶が好みそうな内容だと納得は出来る。但し刊行は1958年。この文庫版の初版も1983年。横溝正史のリヴァイヴァルや雑誌・幻影城の発刊こそ間に挟んでいるが、新本格以前、この作品の問題意識がどれほど共有され得ていたかは疑問だ。高木彬光の盟友である山田風太郎の「妖異金瓶梅」も同時期に刊行された作品で、同様にメタミステリー的な危うさを持っていたけれど、何より当時は戦後十年を越え、松本清張の「点と線」「目の壁」が出た時期。

2015/03/11

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