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魔弾の射手 (角川文庫 緑 338-65)

魔弾の射手 (角川文庫 緑 338-65)

魔弾の射手 (角川文庫 緑 338-65)

作家
高木彬光
出版社
KADOKAWA
発売日
1984-10-01
ISBN
9784041338650
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魔弾の射手 (角川文庫 緑 338-65) / 感想・レビュー

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ヨーコ・オクダ

神津恭介シリーズ。オペラのタイトルであり、推理小説でもこのタイトルを使たはるセンセが何人も居たり。しかし、本編中のオペラのシーンで歌われるのは「魔弾の射手」ではなく「カルメン」。かつて、上海で名を馳せた「魔弾の射手」という殺し屋?に直接的、間接的に関わった者たちが、今、日本でその影に脅かされることに…。そもそも、妖しく美しいプリマドンナ・真理子の魅力が周りの人間を良からぬ方向へ動かしてしもた感じ。「魔弾」とは何か?「射手」は誰か?その謎解きよりも、神津をも惑わせる彼女の心の内を明らかにするのがメインかも?

2021/12/19

kagetrasama-aoi(葵・橘)

高木彬光作品、登録第六作目。名探偵神津恭介シリーズ、長編の第三作目。錯綜した人間関係に加えて、あの神津恭介の恋愛(?)、事件の根は戦時中の上海での殺し屋、とドラマ満載のストーリィ。トリックも顔のない死体、魔弾の射手は誰なのか?、魔弾の正体、と解かれるべき謎が一杯!松下研三さん、神津さんの探偵譚の語り手となり探偵小説作家として活躍しています。兄の松下英一郎捜査一課課長とのトリオがいい味です。舞台も東京、青森、京都と変遷し、特に京都の描写が素晴らしいです。余韻を感じる終わり方でした。

2019/06/11

ホームズ

久々に再読。神津恭介の恋の部分が少し余計な感じがしてしまったが全体的には楽しめる内容(笑)犯人は結構簡単に予測できてしまう気はするけど(笑)魔弾の正体はあの作品の物と同じ。まあそれも途中で明らかにされるから良いのかな(笑)

2012/05/09

bibliophage

神津恭介シリーズ。戦争直後のまだ路地が暗く、怪人が闊歩していてもおかしくない時代の話。名探偵神津恭介に「魔弾の射手」なる人物から手紙が届く。オペラ「カルメン」の舞台では、歌手永井真理子が「魔弾の射手」の一言を残し失神してしまう。そこから始まる連続殺人…。登場人物が多いので、整理して読まないとわからなくなるかもしれません。

2023/06/24

ホームズ

暗殺者『魔弾の射手』と神津恭介の対決が面白かった(笑)神津恭介の恋のようなのは少し邪魔だったかな〜。「魔弾」の正体はどこかで同じようなのを見た気がしないでも無かったな〜。

2009/03/21

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