首を買う女 (角川文庫 緑 338-76)
首を買う女 (角川文庫 緑 338-76) / 感想・レビュー
kinshirinshi
高木彬光は長編の方が面白いが、この短編集もそれなりに楽しめた。稀代の悪女、倒叙ミステリ、首なし死体、アリバイ崩し、とバラエティに飛んだ内容に、戦後の混乱や怪奇趣味や男女の情愛を折込んだ、昭和の推理小説の王道だ。キャラクターとしては、貴公子然とした探偵・神津恭介より、好奇心のままに事件に飛び込み、ファム・ファタルにほだされたり、アリバイ工作に利用されたりするワトソン役の松下研三の方が、生き生きとしていて魅力的だ。
2020/12/29
ホームズ
今回は短編集。短いだけにちょっと物足りない感じもありましたがとりあえず神津恭介が登場してくれるから良いですけど(笑)高木彬光の小説って何となく古い感じが・・・。実際古いんですけどね(笑)
2010/03/14
もぐもぐチョビたん
神津恭介シリーズ(m'□'m)『青髯の妻』『恐ろしき毒』『首を買う女』『鎖』『湖上に散りぬ』『モデル殺人事件』『棋神の敗れた日』収録。発表の日付がバラバラの短編を集めているので時系列が様々(^_^;)神津がアメリカに留学していて書簡で推理の助けを求める話もある。とくにこれという話はないが、読みやすいね。短編だと、いかに天才といえどそこまではわからないだろうと疑ってしまう推理も多い。
2013/07/25
山本
初めてイマイチに感じた。
2013/04/17
如月光子
短編集。神津恭介シリーズ。青髭の妻は面白かった。完璧な神津先生の推理に脱帽!
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