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白妖鬼 (角川文庫 た 6-43)

白妖鬼 (角川文庫 た 6-43)

白妖鬼 (角川文庫 た 6-43)

作家
高木彬光
出版社
KADOKAWA
発売日
1989-05-01
ISBN
9784041338797
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白妖鬼 (角川文庫 た 6-43) / 感想・レビュー

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ヨーコ・オクダ

神津恭介シリーズ。銀座のアングラなバーに集う人々。この中に松下クンが混じっていて、黒いコートの女が度々登場する殺人事件に巻き込まれつつ、追いかけつつ…。神津は旅館にこもって論文執筆中であり、警察、新聞社、松下クンらが動き回った後に引っ張り出される感じ。旧華族のドロドロ、ゴタゴタ、共産主義者の身の処し方等、様々な人生のドラマが絡んだ中での犯罪行為。自分が欲しいものを何としてでも手に入れる…その一方で、自己破壊の願望もあったりして。神津による、真犯人の精神分析的なものが非常に興味深い。

2022/09/17

kagetrasama-aoi(葵・橘)

高木彬光作品、登録第七作目。名探偵神津恭介シリーズ、長編の第四作目。現代の推理小説に慣れていると、ちょっとこの書き方は……と疑問を持つ部分があります。あと「白妖鬼」って名前の由来わからないし、結局。でも書かれた当時の雰囲気を楽しめるお話です、「名探偵vs.怪人」なんです!あと神津氏の恋愛観も松本氏の口から語られ、それも必読かな!松本氏の個性がここにきて漸く固まってきた感じだし!ただ、高校生の頃読んだ時には気になりませんでしたが、東洋新聞社、新聞記者がなんだかな~って感じです。

2019/06/12

ホームズ

「白妖鬼」と名乗る怪人と神津恭介の対決が楽しめます(笑)やはり名探偵と怪人の戦いはいいですね(笑)今回はバラバラ死体の謎が面白かったです(笑)ちょっと微妙な部分もありましたが満足できると思います。松下研三のキャラクターが微妙に変わってきている気がする。

2009/03/27

みふゆ

神津恭介萌えで読む高木彬光。闇を抱えた家族や社会の裏で暗躍する共産主義者達など沢山の怪しい人物達が登場するのですが、どうも描写がとっ散らかったまま上手くまとめ上げる事が出来ず、神津さんが簡潔に無理矢理解決してしまった感がいなめない。ただ、その後の犯人との面会シーンで、神津さんが精神分析をするシーンは面白かった。当時蔓延した思想や、犯人とそして松下君や神津さん個人への精神分析など、事件の謎より心の謎に重きを置いた作品、という風に捉える事も出来る。ところで白妖鬼という名前は結局なんの意味があったのですかね…?

2019/01/26

bvbo

神津恭介。白妖鬼。そういやなんでこの名前なんだか…。

2016/10/14

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