大東京四谷怪談 (角川文庫 た 6-8)
大東京四谷怪談 (角川文庫 た 6-8) / 感想・レビュー
kagetrasama-aoi(葵・橘)
高木彬光作品、登録二十五作目。墨野隴人シリーズ、第三作目。高木氏の歌舞伎趣味と、刺青趣味が融合して良い感じのお話になっています。メリー・ウィドウと呼ばれる村田和子の墨野隴人に対する気持ちの揺らぎも読んでいて楽しく、先行きが気になります。動機がかなり切なくて、辛かったです。
2020/03/24
MarsAttacks!
四谷怪談をベースにおきる殺人事件、恐怖物かと思っていたらしっかりとした推理小説でした、だけど最後の手紙で怪談ぽくなり、そこがよかった感じもしたが、ちょっと雰囲気を壊した感じがしました。2時間サスペンスの様な物語でした。
2010/10/10
藤月はな(灯れ松明の火)
本屋で立ち読みしたとき、面白かったので購入しました。怪談とミステリーが融合された個人的にはおいしい本でした。時々、コーラやパソコンなどの現代らしい小物の登場で古びた感じはしなく、読みやすかったです。ただし、現代の法医学などと照らし合わせてみるとトリックはやや、ひっかかる点があると思いますが、当時の法医学状況から考慮すればしかたがないと思います。最後の真相は鳥肌モノの恐怖を保証します。
2009/10/01
しろ
☆5 カーの『火刑法廷』が名作というのは同意します。それにオマージュとして日本風に描いたこの作品もなかなか興味深いものだった。あまり読みごたえはなかったんだけど、日本風のほうが怖さはあるもんだと思った。
2010/03/02
一乗寺隼人
最後の締めの章があってこその本作なんだろうが、個人的には幽霊とか祟りとかってあんまり信じないタイプだから普通に終わってほしかったと思う輩。
2016/06/30
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