信玄忍法帖 (角川文庫 緑 356-6)
信玄忍法帖 (角川文庫 緑 356-6) / 感想・レビュー
しんこい
再読。忍法帳の中で最初に読んだのがこれか?奇抜な忍法はいつものことですが、あまり忍者同士の対決にはならず結構あっさりやられてしまう感じがします。北条の娘八重垣が勝頼の妻になるかどうかの話がすき。
2013/12/15
CJ
ひさびさの再読。長らく「忍法時よどみ」対上泉信綱がラストだとばかり勘違いしていたけれど、わりと序盤だった。おそらく、ジョジョのラスボスが時間系ばかりなのと、『忍法剣士伝』のラストが上泉信綱だったことから来る勘違い。あと、塔ケ沢監物の出番はもしやあれだけ?
2013/07/19
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
☆×4.5…著者の作品の割にはエログロの要素は控えめに映りました。もちろん、それが彼の持ち味ゆえに完全にないわけではありません。ただ、ほかの作品よりはきつくないだけです。武田家のある秘密を貫き通そうとするものと、それを暴こうとする徳川家の忍者との攻防。出てくる術はもちろん、現実にはありえるものではありませんがそれでも違和感なく読めてしまうのだから不思議。それに最後もどこかさびしげなのがいい感じでした。
2012/09/27
omemegaro
忍者対決としては物足りない。ほかと比べると。そんなに何人も影武者が要るほど信玄の死が公になるのがまずいのかまずよくわからないし、影武者暗殺できるなら本人も暗殺できちゃうんじゃないかとか思わなくもない。
2024/07/27
紫
上洛途上で無念の陣没を遂げた武田信玄。三年は死を秘密にせよとの遺言に従い、武田家では六人の影武者を立てて信玄が生きているように装うことに。基本的なパターンは、徳川忍者出てきた!影武者死んだ!徳川忍者も返り討ちにあった!というものの繰り返し。各エピソードごとの完成度はばらつきが激しく、痛快かつスリリングな忍法合戦を期待すると拍子抜け。「これから国を守るのは鉄砲」「忍者を使って徳川と織田を仲違いさせろ」と剣聖上泉伊勢守信綱に発言させてしまうところに山風先生の底知れない凄みを感じさせられるのであります。星3つ。
2018/12/04
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