甲賀忍法帖 (角川文庫 や 3-6)
甲賀忍法帖 (角川文庫 や 3-6) / 感想・レビュー
とも
★★★★★山田風太郎の代表作。これ以上ない忍者もの。
2015/09/03
ティーチピー
「バジリスク」というタイトルで漫画にもなっている作品ですね。この原作小説の執筆は戦後間もない1950年代末、にも関わらずシンプルでスピード感のある展開と予断を許さない勝負の緊張感が今読んでも新鮮さを感じさせてくれました。将監が早めに死亡したのが個人的には残念。
2013/03/28
ヨーイチ
何度か読んでいるのだが、ワタリも伊賀の影丸も忍者武芸帳もみんな風太郎ワールドだった!!!!!やったもん勝ち、といえ後世に与えた影響や恐るべし。しかし、それだけでなく、文章も手練れ。こうでなくては、オジさんは読めない。
2011/06/08
しんこい
再読。例によってまるで忘れていましたが、題名から甲賀が主役と思ったに最初やられっぱなしでどうなる事かと思いました。10人x2組の忍術と役柄を設定するだけでも大変ですが、その技を上手くストーリーに絡め、技の特徴がそのまま弱みになって破れたりその逆もあり、と巧みですね。
2015/06/13
三柴ゆよし
いまだにエンタメ小説の最高峰に君臨しているといっても過言ではない。壮絶な面白さである。物語の背景なんかはさして問題でなく、メインはやはり伊賀と甲賀の奇想忍術比べ。思わず、山田風太郎は狂人なのか! と叫び出したくなるほどのトンデモ忍法の数々。医学部出身の著者らしくそれを医学的な知識で解説しているのだが、その解説がまた「???」な感じで実に良い。展開にもまったく無駄がなく、エンタメ小説家を目指す人は本書を教科書にすべきだと思う。にんじゃいずくれいじー。ふーたろーいずぐれーと。
2009/06/16
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