伊賀忍法帖 (角川文庫 や 3-7)
伊賀忍法帖 (角川文庫 や 3-7) / 感想・レビュー
yutaka
序盤のエロ要素が強すぎて挫折しそうになるも、後半からは期待していた忍法合戦色が強くなり楽しめた。
2024/01/21
うえぴー
かなり昔に別の忍法帖を1冊読んだきりでした。今回、改めて山風はすごいと感心。どう考えても勝てそうにない相手との血沸き肉踊る活劇あり、史実と虚構のスリリングなアウフヘーベンありで、まったく間然とすることがない。主人公が敵を倒していくプロセスは推理小説のような知的興奮を覚えるし、優れたエスピオナージュのような感触もある。良い本はいつまでも残るという実例。
2012/06/11
Berlin1888
伊賀忍者1人vs根来忍者7人のハンディキャップ忍法合戦。忍者対決にからめて、大仏を燃やすわ、主家を滅ぼすわの、松永久秀の悪行の数々が描かれるものの、史実のままの梟雄としての凄みはイマイチで迷惑なバカ殿といった感じの扱い。そんな物語に主人公笛吹城太郎と同じ顔を持つ三人のヒロインたちの複雑怪奇な関係も巧みに織り込まれており、山風の小説巧者ぶりが堪能できる一冊。まわりの登場人物たちも、果心居士、上泉伊勢守、柳生石舟斎とたいへん華やか。
2014/06/24
makka
「甲賀忍法帖」と間違えた (^^ゞ しかしエロいな~。映画化もされてる…びっくり。松永弾正の極悪っぷりが凄まじく、ラスト果心居士が格好いいし。
2012/04/05
wm_09
陰惨無双のストーリー。こんなことされれば誰だって復讐を決意するって。伊賀忍者が特殊能力を持ってないのが意外っちゃあ意外。(清)
2010/09/25
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