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柳生忍法帖(上) (角川文庫 や 3-9)

柳生忍法帖(上) (角川文庫 や 3-9)

柳生忍法帖(上) (角川文庫 や 3-9)

作家
山田風太郎
寺田克也
出版社
KADOKAWA
発売日
2003-03-25
ISBN
9784041356517
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柳生忍法帖(上) (角川文庫 や 3-9) / 感想・レビュー

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ねんまに

敵を討つために隻眼の侍柳生十兵衛に武芸の教えを乞う7人の美女たちの物語。この時点でもうなんというか凄い設定なんですが、対する敵は会津七本槍を名乗る個性豊かな武術・忍法の達人たち。さらには、復讐の戦いの過程で徐々に女性たちは主人公十兵衛に想いを馳せ始め、ハーレムものの要素まで入ってきます。まさに現代のラノベやギャルゲーの原型と言えますね!

2020/07/18

黒子

父や夫を無惨に殺され仇討ちを志す七人の女性とそれを手助けする沢庵和尚に我らが柳生十兵衛。対するは極悪非道の殿様と配下の七本槍、会津四十万石。かよわい女子七人と直接手を下せない制限付きの十兵衛に対して超人技を極めた七本槍と無理ゲー感が漂う始まり。そこを戦略や場の機転で一人一人倒していく様が燃える。サポート役ながら剣技、知略で相手を翻弄、またどんな逆境でも飄々とした十兵衛がカッコいい!そして、沢庵流の真髄に目頭がアツくなる上巻。次巻、敵の本拠地会津での芦名一族との戦いがたぎる。

2017/03/05

Berlin1888

柳生十兵衛三部作の第一弾、の上巻。極悪非道のバカ殿加藤明成と会津四十万石を敵にまわしての堀の女たちの仇討を、陰に日向にバックアップするのが千姫・沢庵・柳生十兵衛という豪華メンバー。十兵衛は堀の女たちのコーチの役まわりで、直接戦うわけにはいかないのでもどかしい展開が続くことに。悪玉の会津七本槍は超能力モドキの忍者ではとても堀の女たちに勝ち目がないため、バランスを考え、超人的な武芸者といった扱いなので強敵感がいまひとつ。江戸を離れて、俄然面白くなってきたところで下巻に続く。

2014/08/02

さときち

超人的な体術のぶつかり合いが繰り広げられる戦闘描写ですが、何が起こっているのかわかりにくい、ということもなく映像を見ているかのようにすんなりと動きが頭に入ってきたので、素直に楽しめました。山田風太郎の小説を読むのはこれが初めてですが、すごくわかりやすい文章を書く方だと思いました。

2015/05/03

Amarilli

三部作の一と聞いていたのだが、いきなり自分が戦わないとかトリッキー過ぎません?今なお真新しくいただける上、息つく暇もなく、あ、時たま垣間見えるされるうぶな柳生先生にも「なかなか・・・」であるからして、全く古さを感じさせない(その感性がもう古いのだろうが)。うるさい!面白い!

2015/03/25

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