C席の客 (角川文庫 緑 357-1)
C席の客 (角川文庫 緑 357-1) / 感想・レビュー
カムイ
ショートショート作品、第一人者の星新一氏は教科書にも載る作家ですが、眉村氏のショートショートは謎は謎のままだったり、ん、これ、落ちがあるのと思いながら次に行くのだが、はて、あれはそういう事かと付に落ちたりする、初めての出会いはカムイが中学生の時に【ねらわれた学園】の映画が切っ掛けであったそこから片っ端から読み漁ったのであるジュブナイルありサラリーマンSFありロボットの妖艶な作品などあり沢山の刺激を受けたカムイである。そしてこの作品は初期の作品を順に並べられている一つの作品は2、3分で読み終わるが余韻に→
2024/05/18
北風
40年前のショートショート作品集ながら、中学の初めて読んだ思い出深い本です。今、眉村先生の創作教室に通っていて、先生のされるお話と見事に符号しています。あらためて眉村先生のブレなさを感じました。最終話の「青い市民票」は、何度読んでもズバぬけて面白く、そして恐ろしい話です。僕の中では眉村先生のベスト5には絶対入ります。 オススメ度:★★★★★
2014/10/17
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昭和48年10月20日初版発行(260円) 10代のころよく読んでいた眉村卓さん。 不思議な話が不思議なままで終わることが多い。 星新一さんとは違うショートショート。
2022/09/10
キャッスルロック
先日亡くなられた眉村卓氏の作品は、角川文庫から多く発売されていましたが、今ではほとんどが絶版のまま。本書はその中でも最初の頃に発売された短編集です。どの作品もページで終わる物語で、時代を感じさせる作品もありますが、眉村氏の文章は日常の出来事を読んでるような読みやすさがあって、SFをあまり読まない人や、普段あまり本を読まない人もすんなりと溶け込むことができるんじゃないかなって思います。安定の短編集です。
2019/11/17
火星人碧
初めて読んだのは中学生の頃だった。SFにのめりこみ始めた頃のワクワクする気持ちを、この本は思い出させてくれる。何度も読んだから擦り切れ染みだらけ。でも捨てない。ショートショートは星新一が第一人者。でも作風が違うから私は同列に考えたくない。作品数なら眉村卓の方が多いのだろう。きっちり最後に落とすばかりではなく、何とも言えない奥行きのある余韻があるのが眉村卓らしさ。初めて読んだ時から「降雪」「ロボット楽隊」が好きだ。他のは忘れてもこの2篇は忘れない。
2021/09/06
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