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まぼろしのペンフレンド (角川文庫 緑 357-6)

まぼろしのペンフレンド (角川文庫 緑 357-6)

まぼろしのペンフレンド (角川文庫 緑 357-6)

作家
眉村卓
出版社
KADOKAWA
発売日
1975-10-01
ISBN
9784041357064
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まぼろしのペンフレンド (角川文庫 緑 357-6) / 感想・レビュー

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TSUBASA

ある日中学生の明彦の元に知らない女性から手紙が届く。東京や周りの友達のことを教えて欲しいとの旨とともに同封されていたのは一万円。あやしさを覚えて送り主の住所を調べるも記載された大阪の住所は存在しなかった。ある日、東京駅にくるというペンフレンドの顔を見てやろうとするが…。表題作ほか2編のジュブナイルSF。古き良き若向きSFという感じで、随分とお行儀がいいなぁという印象。読みやすくはあったので当時だったらワクワクできたかもしれない。

2020/07/08

ヨコツ

2001年にNHKの「ドラマ愛の詩」でリメイク版『幻のペンフレンド2001』を見たのがこの本と出会うきっかけだった。準主役の加藤夏希が可愛かったのを覚えてる。中学時代の終わり、青春真っ盛りに僕は何で家に引きこもって子供向け番組を見ていたのか。当時の自分をちょっと問いただしたい気持ちでいっぱいであるがそれは置いておいて。ベタ過ぎて今では誰も書かなくなってしまったような古典的なSFのお手本のような作品。何となく先は読めるし、オチだってありきたりなのだけれど、それでも時々懐かしくて読み返してしまう。

2014/02/19

KANEO

眉村卓の若年層向けのジュブナイルSF小説で3篇収録。表題作はタイトルで甘い味付けのSFを予想していたが、まさか侵略SFだったとは。甘味もないわけではないが後味がちょっと切ない。ネット環境も携帯電話もなかった時代だからこその作品で、そこがまたなんとも懐かしくほろ甘い味を感じさせる。時代を味わえるのもSFの魅力だ。アンドロイドが次第に人間らしい感情を持ち始めるという王道展開はやはり良い。個人的にはその他2篇の『テスト』『時間戦士』のほうが短編SF小説らしい皮肉なオチで好みかもしれない。

2014/11/24

た〜

(ブックオフ100均20%オフ)久しぶりの眉村作品。表題作の中編プラス短編2本。どの作品も正直かなりの古臭さを随所に漂わせているが、逆にそれがいい味を出している。奇抜さはないものの、読み始めるとどんどん引き込まれていく。ただ若干オチは弱めかもしれない

2015/05/04

有沢翔治@文芸同人誌配布中

中高生向けに向けて書かれたこともあって、ライトノベルのような感覚で読めました。またヒロイン役である伊原久美子を冒頭で出したり、明彦とそっくりな人間が現れたりと畳み掛けるような展開も参考になった……のですが、亜空間が崩壊して抜け出るよりは自分たちの手で脱出したほうが面白いと思った。

2016/11/13

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