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思いあがりの夏 (角川文庫 緑 357-10)

思いあがりの夏 (角川文庫 緑 357-10)

思いあがりの夏 (角川文庫 緑 357-10)

作家
眉村卓
出版社
KADOKAWA
発売日
1977-06-01
ISBN
9784041357101
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思いあがりの夏 (角川文庫 緑 357-10) / 感想・レビュー

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みー

年末の本棚整理をしていたら・・数十年ぶりに再読。今読んでも遜色のない短編集。普通だと思っていた日常が、足元からグラグラと崩れ落ちていく不気味さと、恐怖がある。子供ばんざいが、いやぁ~~な空気で満ちていくのだが、最後の奥さんのケロッとした一言で、一変して軽くなるさまが、さすがだなーと、思った。

2017/01/05

よう

「自分にとって気にならないものは見えない」「子供が大人に勝手な要求をしだす」「今とは別の発展のしかたをした日本」。どの短編も、読み終えた後足元が不安定になるような、ふしぎな味があった。良かった。

2010/05/20

toshokan-no-hito

中学生の頃に読んだ本を30数年の時を経て再読。表題作「思いあがりの夏」はまさに現代のSNS社会の裏返しとも言える傑作。見えるはずのものが見えなくなることで引き起こされる混乱と、見えなかったものが見えるようになることで引き起こされる混乱。「島から来た男」「子供ばんざい」日常の足元が揺らいでいく恐怖。「名残の雪」は懐かしいNHK少年ドラマシリーズの原作。

2016/05/05

洪七公

読了

1982/01/18

薫 風

中学生時代SF小説にはまっていました。 眉村さんがとても好きで読み漁っていたのですが、なかでもこの短編集の「名残の雪」がとても好きでした。 以外な展開に衝撃を受けました。

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