つくられた明日 (角川文庫 緑 357-21)
つくられた明日 (角川文庫 緑 357-21) / 感想・レビュー
アーチャー
次々と未来の出来事を的中させる”未来予告”という本をめぐって起きる不可解な出来事をテンポ良く綴ったSFサスペンス。眉村氏の文章も小気味よい。ただ謎の集団を表現する”サファリ・ルック”という言葉の登場頻度が多く、それが変に面白く感じた。
2015/12/10
Miko
これも友達の本。占いの本を読んだら未来がその通りになってしまう。出版社も占い本も時空を征服する誘導派の仕業だった。それに反するサファリルックのメンバー。時の流れを作るもの同士の戦争?誘導派との戦いに賛同して勝った誠一は元の世界に戻って旅立った一年前にたどり着いた。そこから始まる出来事が前と全く同じではないところが面白い。時流はいくつもの流れがあり前に自分が体験したのは違う流れだった。どこからこんな発想が生まれるんだろう・・・。
2016/10/25
爺
これも30年弱ぶりの再読。この70年代から80年代のジュヴナイルは、掴みは非常に秀逸なのだが、物語が展開し始めると、今の小説に慣れてしまっていると粗筋感がすごい。「未来予告社」とか「サファリルック」とか、時代を感じさせるなぁ。なんでサファリルックが制服化しているのかは謎だが面白い(笑)。
2019/02/08
りえこ
病院の待ち時間に読む昭和のSF。大人びた子供たちが大活躍。
2020/11/18
やまたか
40年位前に読んだSFジュブナイル。とにかく懐かしい。改めて読むと少年たちの成長物語になっているわけですね。最近、この手のジュブナイルってあるんだろうか?
2020/09/15
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