白い不等式 (角川文庫 緑 357-28)
白い不等式 (角川文庫 緑 357-28) / 感想・レビュー
新地学@児童書病発動中
懐かしい眉村卓のジュブナイルSF。登場人物の中学生が受験が大変だと嘆いているところが、いかにも昭和的だ。直也と孝次はある男を助けたことがきっかけで、異次元に飛ばされてしまう。そこで異なった次元同士の戦いに巻き込まれていく。テンポが良くて、プロットの展開が速いのであっという間に読めた。サスペンスたっぷりの物語を作り出す手際は見事だと思う。息継ぐ暇もなく直也と孝次に災難が降りかかる。異次元同士が争うというSF的なアイディアも面白い。眉村卓のジュブナイル小説は質が高い。
2018/07/05
火星人碧
久し振りで読むと思っていたが、どうやら今年か昨年あたりに読んでいるぞ。しかしまあ細かいところを忘れているし、憶えているところも愉しめる性格なもので、そこのところは問題がない。どこが面白いとか今さら言及はしない。ただ眉村卓のこの時期のジュブナイルSFが好きなのだ。読んでいるあいだは素直に(素直な性格なのだ)いい気分になっていられる。ときどきこういう作品を読んでいないと、世の中に溺れてしまう気がする。いわばエネルギーみたいなものか? いや例えがおかしいか?
2016/08/23
kenpapa
ジュブナイル作品。中高生の頃、異次元の世界での冒険は魅力的でした。懐かしく再読。
2020/10/28
小雀✡ずーっと積読減強化月……
読書を始めるキッカケは、この辺りだと思う。
洪七公
既読本
1983/05/13
感想・レビューをもっと見る