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ふつうの家族 (角川文庫 緑 357-40)

ふつうの家族 (角川文庫 緑 357-40)

ふつうの家族 (角川文庫 緑 357-40)

作家
眉村卓
出版社
KADOKAWA
発売日
1984-02-01
ISBN
9784041357408
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ふつうの家族 (角川文庫 緑 357-40) / 感想・レビュー

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そうたそ

★☆☆☆☆ 残念なことに作者の意図が読めない一冊であった。「ショートショート」と冠されているものの、登場人物が共通している以上、ショートショートと呼んでいいものか。連作掌編とでもいうような構成であった。すると、逆に連作掌編にする意味が分からない。いくつかのアイデアをまとめて短編にすればよいのではないか。オチらしいオチもないアイデア一発の極短い短編をズラリと並べても作品全体としての魅力には欠ける。豊富なアイデアがあるわけだから、もうちょっとそれを一つの作品として昇華できていれば、と思った次第。 

2013/09/04

雪待

ナンセンスにあふれたショートショート集。投げっぱなし具合が初期の「世にも奇妙な物語」を思い出させる。不思議と何度も読み返してしまう一冊。円環構造になっているのも上手い。

2017/11/03

きのやん

古き良き時代の掌遍集といった趣がある。円環モノは古くからあったってことだな。

2015/05/14

実家にある本。久しぶりに出して読む。眉村さんにはまった中学の頃から数年間かけて集めた中の1冊。奥付けは昭和です。ショートストーリーが詰まっています。今読むと、ビミョー。あの頃はどうだんだろう…

2019/05/03

壱片時乃

ふつうの家族がいろいろとふつうではない目に会ってばかりの掌編集。投げっぱなしの話が多く、ほとんどの作品にまともな落ちが存在しないが、立て続けに起こる不思議な出来事のアイディアそのものが面白く読んでいて飽きない。長編にふくらますことも可能なアイディアの宝庫で、ショートショート三要素のうちのひとつは満たしている。それに加えて意外な結末さえあれば完璧なショートショート集になりえたはずで、作品の質が高いだけに残念である。

2011/09/28

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