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こんな老い方もある (角川文庫)

こんな老い方もある (角川文庫)

こんな老い方もある (角川文庫)

作家
佐藤愛子
出版社
KADOKAWA
発売日
1993-05-07
ISBN
9784041359341
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こんな老い方もある (角川文庫) / 感想・レビュー

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パフちゃん@かのん変更

2017年発行の新書で読みましたが、中身は1997年に出されたものです。「1989年現在、66歳になった私には、楽しい老後を過ごすにはどうすればいいかという質問が始終来る」という個所があり、実は私も今66歳、でも中身は全然老成していないです(;^ω^)これからの老人は老いの孤独に耐え、肉体の衰えや病の苦痛に耐え、死にたくてもなかなか死なせてくれない現代医学にも耐え、人に迷惑をかけていることの情けなさ、申し訳なさにも耐え、そのすべてを恨まず悲しまず受け入れる心構えを作っておかなければならないのである。

2021/09/06

Gordon

祖父蔵書から拝借。著者と歳が近い祖母がいたので読んでいて親近感が湧いた。あまり深く考えず、欲張らず、気取らず今を生きることが結果的に長寿につながるのかな。戦争を経験し貧しく激動の時代を生きただけに文章に重みを感じる。豊かで平和な時代になったとはいえ、自己をしっかり持って日々生きていこうと励まされた気がする。

2018/06/02

一彩

「私にとっての自然とあなたの自然とは違うのだ。」そうだ!

2017/10/20

ちりとてhello

以前、「婦人公論」でこの人の記事を読んで、(ずいぶんしっかりしたおばあさんだなぁ。)と思っていた。この本を読むと、若い頃はかなりハチャメチャだったようだ。いずれにしても、自分で修正して借金も返し、作家として名を成しているのだから、しっかりした女性に変わりはないけれど。「老い方」といってもまだ60歳代のころの作品のようだから、今はまた多くのエピソードや主張が加わるんだろう。知らない単語が出てきたり、読み方がわからない漢字が出てきたりした。著者に言ったら叱られそうだ。

2016/02/14

聡太郎

著者が青春時代を回想した文章が特に良い。自分が何者になりうるのか分からない、というやっかいな青春のありかたが生々しく感じられ、平静な気持ちで読めない。反面、それでも何だか楽しそうな感じがあるのも素敵である。

2012/10/09

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