薔薇の咲く道 (角川文庫 緑 360-50)
薔薇の咲く道 (角川文庫 緑 360-50) / 感想・レビュー
あつひめ
婦人生活という雑誌の連載だそうだ。約50年前の主婦たちはこの話を読んでどう思っていただろう。良妻賢母が声高らかに言われていた時代。現代の様々なドロドロを見聞きしている者からすると丸く収まり方が気持ちいいとは言えない終わり方だったけれど、50年前ならありなのか?と思いながら本を閉じた。主婦たちがほんの一時心を現実から逃避させる小説としては…。小説には時代が大きく反映させられているんだなぁ。私たちが読んでいる小説も未来になったらなんと言われるだろう。匂いとは心の中の鍵を開けてしまうものなのかもしれないなぁ。
2016/05/07
てらさか
突然逆ハーレムみたいな状態になってしまうあたりが、とても面白かった。卑怯な男は許せないけれど、それ以外の男ならだれを選んでもいいかなと思いながら読書。
2020/05/13
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