挫折のエリート (角川文庫 緑 365-26)
挫折のエリート (角川文庫 緑 365-26) / 感想・レビュー
呼吸が清々しい太陽
色んなタイプのサラリーマンが各々の抱える問題から破綻して行く話。18、9の時古本のワゴンで何気なく手に取った短編小説。「復讐社員」はずっと目の上のたんこぶだった人物に復讐する話。復讐承りますという組織を見付けた主人公は、選択項目の殺害や社会的抹殺等から、社会的抹殺を選ぶ。小説では恨みで殺人を頼む人がよく出てくるが、実際には殺害をお願い出来る庶民は中々いないだろうし、社会的抹殺を選ぶ心理がリアルだった。
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