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新版 悪魔の飽食 日本細菌戦部隊の恐怖の実像 (角川文庫 も 3-11)

新版 悪魔の飽食 日本細菌戦部隊の恐怖の実像 (角川文庫 も 3-11)

新版 悪魔の飽食 日本細菌戦部隊の恐怖の実像 (角川文庫 も 3-11)

作家
森村誠一
出版社
KADOKAWA
発売日
1983-06-02
ISBN
9784041365656
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新版 悪魔の飽食 日本細菌戦部隊の恐怖の実像 (角川文庫 も 3-11) / 感想・レビュー

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遥かなる想い

旧731部隊を扱った作品である。 捕虜に対する非人道的な実験の数々が衝撃的な作品だった。 戦争犯罪に関して、重い事実を社会に知らしめた記念碑的な 作品である。

2020/05/08

Aya Murakami

カドフェス2019 カドフェス2017 悪名高い731部隊のおぞましい行為を描いた作品として有名ですが、おぞましさは想像をはるかに超えていました。中国の子供を拉致(だまして連れてきた?)して生体解剖したというのはだいたい想像の範囲に収まる内容でしたが、少年隊員まで実験台(まんじゅうに細菌を仕込む)にしていたとは…。ロシア人スパイとかも問答無用で実験台にしていたというのも初耳です。中学の時に問答無用で満州にソ連軍が侵攻してきたとありますが、非人道的な実験にソ連も怒りますよ。

2020/06/03

まーくん

1981年刊の初版(光文社カッパ・ノベルズ)で読んで以来40年ぶりの再読。今頃になって、続編と第3部があることを知り、まずは正編の再読から。満州のハルピン郊外平房にあった関東軍第731部隊という細菌戦部隊の実態を生き残り隊員30数名の証言をもとに綴る。マルタと呼ばれた憲兵隊や特務機関が捕えたロシア人、中国人を用いた凄惨な生体解剖や細菌感染実験など、読むのがつらくなる描写が頻出。ソ連軍の侵攻を前に、マルタを全員”処理”。施設を爆破。特別編成の列車で内地に帰還。部隊長石井四郎軍医中将が厳重な箝口令を敷く。

2022/09/16

ミッフー

冒頭、同本は赤旗に連載され云々…この時点で興味が半減、斜に構え読んでしまうのだろうと思う。読んでなるほど、731部隊の罪を問うものではないとは再三書くも、石井氏に対しての記述は当に誹謗?何だかんだで筆者イデオロギー満載の駄作❗️マルタの壁への血筆「中国共産万歳」❓おいおい、天安門事件で戦車で国民轢き殺したのは誰やねん❗️共産主義に桃源郷求めた日本赤軍、「総括」とは名ばかりの同士リンチ殺人は一体何やねん❗️何が正義か悪なのか、論者一方のみの所感判断こそ危険なのでは❓特に我々日本人は文書記載に弱いからね?

2019/01/08

扉のこちら側

2016年471冊め。三千人以上にもおよぶ捕虜を生きたまま生体実験材料として殺害し、細菌兵器の研究開発に及んだ731部隊の話。現在は舞台における生体実験は否定されていはいないが、この本一部記述は医学/科学的にありえないことがわかっているので、ノンフィクションとして疑問が残る点と、情報提供者が全員匿名である点で頭からこの本の内容がすべて真実だとは信用できない。ただ人間の残酷な歴史を猛省するきっかけにはなる。

2016/06/25

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