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ドグラ・マグラ(上) (角川文庫 緑 366-3)

ドグラ・マグラ(上) (角川文庫 緑 366-3)

ドグラ・マグラ(上) (角川文庫 緑 366-3)

作家
夢野久作
出版社
KADOKAWA
発売日
1976-10-13
ISBN
9784041366035
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ドグラ・マグラ(上) (角川文庫 緑 366-3) / 感想・レビュー

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mitei

この本が昭和十年に発表されたというのがまず驚いた。何故かと言うと精神を患っている人の現状の治療の問題点や胎児についての考察など、最近の科学で分かってきていることも入っているような気がしたからだ。上巻を読んだ所でいろんな謎や複雑な構成でどうなっているのかわかりにくかった。下巻も読んで真相を知りたくなった。

2017/03/20

Kircheis

★★★☆☆ 日本三大奇書の一つであり、後世のサブカルチャーに多大な影響を与えた大作。再読だったのでサクッと読めたが、初読時はかなり手こずった。 難解な内容でも有名だが、プロットは単純。ただ精神病に対する正木博士の考察が中盤から延々と続くので、その部分を読み切るまで我慢大会のような状態になる。 特に上巻は変化に乏しいので大変。 若林博士には自分の力で名前や過去を思い出して欲しいと言われていたのに、あっさり映像と手記で名前と過去にあったことを仄めかされ、「おいおい」と突っ込みたくなるところで下巻へ。

2023/06/18

そる

読みにくく回りくどく内容も部分によるがなかなか入らず。統合失調症の方の頭の中、みたいな文章。主人公は正体をなくしていて周辺の博士や医師は何か知っているがなかなか真実を明かさず何が起こっているのか不明、そして博士達もかなり変人。頭が良すぎるのかも。精神病者とその家族に降りかかる末路を歌う漫談のようなのは現代でも似たようなもんでかなり理解できる。最後はサスペンス?ミステリー?何が言いたいか分からない。「頭の働きの不叶いなところを持っていない者はない。すなわち精神病者と五十歩百歩の人間でない者はいないのだ。」

2021/09/20

旅するランナー

ああア-ああ-アアア。右や左の御方様へ。紳士淑女、お年寄りがた、お若いお方。ビブリア古書堂の事件手帖IIIで引用された作品じゃ。脳髄論や胎児の夢、人間の精神世界へのめり込む、とんでもない奇書じゃよー。これを読んだなら、精神に異常をきたすと言われとるよー。読め···聞け···驚け···呆れよ。チャカポコ、チャカポコ·····

2022/07/04

麦ちゃんの下僕

オーディオブック&文庫本。なるほど、国内ミステリーの「三大(四大)奇書」に数えられるだけあって、独特すぎる作風ですね…何せ上巻の半分以上が、精神科学の第一人者・正木教授の“キチガイじみた”遺稿の数々で占められているんですから(笑) 通常のスピードで聞いたら僕も精神に異常をきたしそうですので、1.5倍速でサラッと聞いているんですが…とにかく西村俊彦さんの朗読が素晴らしすぎます!スカラカ、チャカポコ。スチャラカ、チャカポコ、チャカポコ、チャカポコ。…独特の節回しが耳に残って離れません(笑) 

2021/09/20

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