コーヒーもう一杯 (角川文庫 緑 371-12)
コーヒーもう一杯 (角川文庫 緑 371-12) / 感想・レビュー
新田新一
エッセイと小説が無造作に並べられた構成が、片岡さんらしいです。おもろしいエッセイが続くな、と思っていたら急に小説になって嬉しい驚きを感じました。小説では「ガス・ステーションのブルース」が良かったです。ライダーとガソリンスタンドの女性の店員の一瞬の心の触れ合い。感傷抑えた描き方に余韻が滲みます。エッセイでは、後半に出てくるアメリカの雄大な自然を描いたものに惹かれました。片岡さんらしい緻密で瑞々しい筆致により、アメリカの風土の光と影が浮かび上がります。片岡さんの感性を通してみるアメリカはいつでも魅力的です。
2024/11/23
Taito Alkara
小説って、本当いろんなのがあるなぁ。読めなくないけど、漠然と読んでいる感じになってしまって……。ある章で横文字の名前がいっぱい出てきたけれど、途中で誰が誰だかこんがらがってしまうのは、改めて認識。
2015/06/18
りんご
片岡さん初期のころのエッセイ集
2020/05/23
感想・レビューをもっと見る