スローなブギにしてくれ (角川文庫)
スローなブギにしてくれ (角川文庫) / 感想・レビュー
Shoji
ハードボイルドだ。とにかくカッコいい。単車がカッコいい。タバコを吸う様がカッコいい。退廃的に過ごす時間そのものがカッコいい。 もちろん、草食系なる単語もなければ、スマホなんてもちろんない。 1979年の発行である。男子がむちゃくちゃ男子していたんだな。
2017/01/07
うわじまお
「スローなブギにしてくれ」を含む短編集。70年代の関東圏と1編はアメリカが舞台。5本ともすべてよかった。なんというか、あの頃の日本人にはあまったるくないかっこよさが確かにあった。もちろん、片岡さんはハードボイルド作家。そこをとてもうまく書かれている。まったく色あせない名作ですね。
2016/10/20
SOHSA
《購入本》片岡義男続け読み。昭和56年の赤背表紙版。何度読んでもやはり片岡義男はいい。理屈抜きにいいのだ。時をかけて胸の奥に淀んだ澱がすっと消えてなくなる。そんな心地よさが片岡義男の小説にはある。本書は5つの短編からなっている。どれもハードボイルドだ。片岡義男の小説はハードボイルドな作品と都会的な透明感のある作品とがあり、どちらも甲乙つけがたい。本書の中で個人的には『ハートブレイクなんて、へっちゃら』『ひどい雨が降ってきた』が特に良かった。30数年ぶりの再読ではあるけれど、輝きはいやますばかりだ。
2016/06/16
loanmeadime
学生時代に、気まぐれ飛行船は毎週聞いていたし、野生持代もちょくちょく買って読んではいましたが、片岡さんの小説は、感じは覚えているけれど、内容は全くと言ってよいほど憶えていません。野生時代の編集者に言われ、コミックスを言葉で書くように書いた小説と解説に書いてあるのを見て、だから印象が軽いのか、と思いました。煙草と書けばよいところをゴロワーズと書き、キャメルと書くので、そっちへ引っ張られ気味ですが、当時は、そういう気分、ありましたね。
2020/12/06
mj
これをはじめて読んだ中学生のとき、外国のにほひがしてカッコイイと思った。けども、読み直してみて.....
2015/04/19
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