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となりの宇宙人 (角川文庫 緑 375-10)

となりの宇宙人 (角川文庫 緑 375-10)

となりの宇宙人 (角川文庫 緑 375-10)

作家
半村良
出版社
KADOKAWA
発売日
1978-06-01
ISBN
9784041375105
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となりの宇宙人 (角川文庫 緑 375-10) / 感想・レビュー

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そうたそ

★★★★☆ これもまたブックオフの108円コーナーより調達してきた一品。荒唐無稽なユーモア溢れるもの、リアリティの感じられるもの、温かみある話等々、様々なテイストのSFを楽しめる短編集。「ボール」「ビー」などはまさにアイデア・設定勝ちだなあ……と思える作品。結末にもうひとひねりあってもいいものの、その発想の面白さだけでグイグイ読める。「となりの宇宙人」は円盤が不時着した宇宙人とアパートの住人との交流を描く話。宇宙人の存在という緊張感を微塵も感じさせない人情溢れるストーリー展開が魅力の逸品であった。

2015/10/19

山田太郎

さっと読めてなかなか面白かった。そんなに古くなってる気もしない。これで105円だったので、たいへんうれしい。最後の人情噺がかなりよかった。

2013/05/20

KANEO

ユーモアSF短編集。荒唐無稽なアイディアの数々を社会的に、政治的にリアルに考案して作品に仕立てあげています。社会や世論を風刺した作品が多いのですが、それでもユーモアさを失っていないのがさすが。 作中で危惧していることに近い状況に現実がなってしまっているような気がしてなりません。 そのような社会風刺的SF作品『ボール』、『ビー』の2作と、長屋人情物の現代SF版とでもいうべき表題作『となりの宇宙人』が特に面白かったです。

2013/04/10

kenpapa

再読。表題作の「となりの宇宙人」が良き昭和の人情味溢れる話で面白かった。他の作品は発想は面白いけど落ちはいまいちしっくりしないなぁ。

2020/08/21

瑠璃唐草

『ビー』を笑えないなぁ…と思いながら、読みました。社会風刺、ブラックジョーク、伝奇、ユーモア、様々なジャンルのSF短編集ですが、今読んでも十分面白いと思います。最後に表題作を最後に配したのが、憎らしいですね。宇宙人と下町人情なんて、ほのぼのするに決まってますもの。

2015/10/22

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