KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

オヨヨ島の冒険 (角川文庫)

オヨヨ島の冒険 (角川文庫)

オヨヨ島の冒険 (角川文庫)

作家
小林信彦
出版社
KADOKAWA
発売日
1974-09-29
ISBN
9784041382011
amazonで購入する

オヨヨ島の冒険 (角川文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

セウテス

オヨヨ大統領シリーズ第1弾。〔再読〕1970年代に発売を楽しみに待っていたシリーズで、本作は小学生大沢ルミが語り手の3部作の1作目。主人公大沢ルミと祖父の大沢博士が、誘拐されたルミの父親を救おうと秘密組織に挑む冒険の話。どんなにつらいめに会っても決してへこたれず、苦しみに耐え抜く勇気を与えてくれるもの、それがユーモア。私にとって、その意味を深く心に刻む事となった物語で、児童向けだが敢えて大人に読んで欲しい。これだけ時事ネタを取り入れた作品は中々無い上に、きちんとミステリの手順を踏まえている事に感激する。

2019/05/16

kokada_jnet

この著者の著作は、ほとんど読んでいるが。このオヨヨシリーズのジュニア向け3部作は未読だった。予感が的中。今回、初めて読んでみたが、一向に面白くならない。私が小林信彦の著作を好むのは、彼が日本社会にたいし、非常にひねくれて皮肉な視線を向けているから。このジュニア向け作品の場合、その種の皮肉な描写が圧倒的に不足していて、不満である。ニコライ、ニコラスというコント55号をモデルにしたキャラクターが登場するが、容貌描写が似ているだけで、言動が彼らに似ていないのも、なぜに?

2021/08/24

はらぺこ

古い作品やからかギャグとかパロディに全く気づかなかった。大人が読むには少々しんどかった。たぶん、このテンションというかテンポが子供は読むと心地いいんでしょうね。

2019/04/11

阿部義彦

ブックオフで、かなり黄ばんだ文庫を発見。これが噂に聞いていたオヨヨ大統領シリーズの第1弾ですか。このユーモアは北杜夫さんとも共通するものがある様な感じ。ハチャメチャ冒険活劇、こまっしゃくれた悪戯好きの女子が主人公です。北さんの「船乗りクプクプの冒険」を思い出しました。多分オヨヨシリーズ今では絶版なのでしょうね。勿体ないです。ハレンチ学園やヒゲゴジラと言う細部に時代を感じさせますね。乾いたユーモアも素敵です。機会があれば続編も読んでみたいです。オヨヨ

2016/06/29

蛇の婿

オヨヨ大統領シリーズジュニア向け3部作の1巻目です。実は今回が初読。昭和の時事ネタが満載で、もしかしたら真の意味で楽しめるのは私の世代あたりが最後なんではないかなーと思いながら読みました。あっと驚くタメゴローとか実は私の一世代前のギャグをハクション大魔王というアニメーションで連呼したりしていたので知っていたりコント55号とかも私の一つ前の世代の話を特撮映画関連で調べてたまたま知っていたり(私の世代では既に『欽ちゃん』と『坂上二郎』です。今の世代だと…知らないだろうなぁ)していたので、私は楽しく読めました。

2021/11/10

感想・レビューをもっと見る