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大統領の密使 (角川文庫 緑 382-4)

大統領の密使 (角川文庫 緑 382-4)

大統領の密使 (角川文庫 緑 382-4)

作家
小林信彦
出版社
KADOKAWA
発売日
1974-10-30
ISBN
9784041382042
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大統領の密使 (角川文庫 緑 382-4) / 感想・レビュー

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セウテス

オヨヨ大統領シリーズ第4弾。〔再読〕大人向けに書かれた第1作目。「バイブルだよ」という電話の一言から、DJ今似見手郎は事件に巻き込まれる。行きつけのホテルから、聖書を失敬してきた事が原因らしいのだが、現れたのは殺し屋やイタリアマフィア、謎の中国人にイギリス情報部等々である。70年代深夜のラジオを私は毎日聴いており、お気に入りの番組やDJがいたものです。本作は当時の、説明が上手く出来ないのですが、雰囲気を醸し出していて心地が良い。ミステリとしてのオチや謎解きも魅力的で、たいへん計算されたドタバタ劇であろう。

2019/05/20

kokada_jnet

30年ぶりの再読。この人の著書はほぼ読んでいるが。この作品は失敗作に思える。ギャグもあまり笑えないし、ストーリーのほうもテキトーで、どうでもいい感じ。主人公の今似見手郎について、モデルのアナウンサー今仁哲夫が「狂ったようなユーモア」の持ち主だったと、著者はフリースタイル版の『大統領の密使/大統領の晩餐』の註で書いているが。この作品の中では、それほどのユーモラスなキャラに見えない。敏腕ディクターの細井忠邦も、私には魅力ない。また、ジェイムズ・ボンドの遺児の「ボンド少年」って登場させているが、それ面白い?

2021/08/24

錯乱坊

オヨヨ大統領の大人向け作品デビュー作です。一見ドタバタ喜劇風ですが、人が何人も死んだり叙述トリックがあったりと内容自体はシリアスな推理小説としても立派に成立しています。70年代に何度も再読した作品の1つです。

寛理

☆☆☆☆☆ 馬鹿話しかしてないのになにか憂鬱な雰囲気があるが、これほど完成度の高い小説はめったにない。

2020/04/07

けいちゃっぷ

すれっからしの推理小説愛好家に「いっぱいくわせる」のを楽しみの一つとして書かれたようだ。ミステリマニアは必読ですぞ。

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