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星条旗と青春と: 対談・ぼくらの個人史 (角川文庫 緑 382-15)

星条旗と青春と: 対談・ぼくらの個人史 (角川文庫 緑 382-15)

星条旗と青春と: 対談・ぼくらの個人史 (角川文庫 緑 382-15)

作家
小林信彦
片岡義男
出版社
KADOKAWA
発売日
1984-12-01
ISBN
9784041382158
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星条旗と青春と: 対談・ぼくらの個人史 (角川文庫 緑 382-15) / 感想・レビュー

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ishii.mg

小林信彦が語る戦後の違和感、といったところか。聞き手片岡義男。対談が行われたのは80年。今この本に共感を持って読めたかと言うと全くそんなことはなく、違和感が強く残る。世代の違いとひとくくりにしていいのかどうか。いいと思う。パス。

2024/10/22

横丁の隠居

1940年代から1970年代までの日本を俯瞰する、小林信彦さんと片岡義男さんの対談集である。私がものごころついたのは速くて昭和37年(1962年)くらいなので、それまでの、特に敗戦後の出来事のクロノロジカルな回想は大変興味深い。確かに、われわれは米国文化にambivalentな感情を抱いている。それはいまも変わらないと思われる。

2023/09/02

横丁の隠居

小林信彦・片岡義男という米国という共通のキーワードをもつお二人が昭和55年(1980)に語った、60年代と70年代の話。これを36年経って読んでいるわけで、この二重三重になった時代の感覚が実に不思議だ。トシを取るということはこういうことが見える、楽しめるというメリットがあるのかもしれない。小林さんの指摘する、敗戦とそれに続く占領期をすでに80年代に人々は忘れてしまっていてそれが妙な形で噴出すという予言は、いま2010年代にまさに的中しているのではなかろうか。

2016/12/09

てら

「アメリカ」をテーマに戦後日本を語る対談。30年前の出版ながら、21世紀の日本がぶつかる壁を正確に指摘しているのはさすが。ルーツも世代も違う二人が、結局同じ結論にたどりつくのはまさしく「智者は同じ橋を渡る」。わずか200ページだが、さまざまなことの補助線になる本だと思った。ただこの二人の「思考」になじみの無い読者にはまったく受け入れられないかもしれない。

2014/06/21

羊男

★★★

1985/04/12

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