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悪徳学園 (角川文庫 緑 383-8)

悪徳学園 (角川文庫 緑 383-8)

悪徳学園 (角川文庫 緑 383-8)

作家
平井和正
出版社
KADOKAWA
発売日
1975-10-01
ISBN
9784041383087
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悪徳学園 (角川文庫 緑 383-8) / 感想・レビュー

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とみぃ

ハヤカワ文庫版で読了。著者の「あとがき」によると、表題作「悪徳学園」は中学生向けの雑誌からの注文を受けて書いたとこと。当然ボツを喰らって、当人は「どうも私には、PTAを怒らせて快しとするような、けしからぬ不逞な精神があるようです」ととぼけて見せる。でありながら、解説の荒巻義雄さんが、平井さんを評して「阿呆みたいに正義感が強く、おまけに大変なロマンチストである」と言うように、本書の各編は、暴力とエロスに溢れながら、その実、世直しの書なのであり、中学生向けというのはあながち冗談ではないのではと思った。

2020/12/18

ジロリン

再読。まぁ何と言うか、このトシになって読み返すと、中途半端だったり(「悪徳学園」「エスパーお欄」)青臭かったり(「親殺し」)少女趣味!(「転生」)だったりするのですが、だからこそ”あの頃”の自分が夢中になったのだろうな、と思う。純粋にSF作品としては「星新一の内的宇宙」が平井和正の最高傑作ではないか思えてきた。ただ、あくまで”SF作品としては”という事は強調しておきたい。

2018/02/18

志摩子さん

久しぶりに再読。「悪徳学園」は、やっぱり長編のウルフガイシリーズを読んでいるとこの短さは物足りないですね。「星新一の内的宇宙」はこの和気藹々っぷりとオチの怖さ切なさがたまらないです。「転生」はこんなにグロいシーンがあったのかと正直驚きましたけど、その分、二人の愛情とか最後のシーンのこわいような悲しい美しさが心に残りました。「エスパーお蘭」は最初に読んでいたときはもっと上位だったんですけど、今回は「転生」とかが胸の中にしみいる感じでした。「親殺し」はやはり難しいし、どうすればいいか自分ではよくわかりません。

2015/08/08

苗@中学3年生になりました

こわかったり、むずかしかったり、エッチだったりもしたけれど、いろいろ面白かったです!特に「転生」がすごかったと思いました。次は「エスパーお蘭」かな?「星新一の内的宇宙(インナースペース)」はマージャンとかよく分からないのに面白かったです!

2016/09/24

泰月

短編集なのでサクッと読める。表題作はアダルトウルフガイ版「狼の紋章」短縮系でした。「転生」がせつなくて一番好きかな。

2019/08/15

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