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狼の紋章 (角川文庫 緑 353-51 ウルフガイシリーズ)

狼の紋章 (角川文庫 緑 353-51 ウルフガイシリーズ)

狼の紋章 (角川文庫 緑 353-51 ウルフガイシリーズ)

作家
平井和正
出版社
KADOKAWA
発売日
1982-01-01
ISBN
9784041383513
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狼の紋章 (角川文庫 緑 353-51 ウルフガイシリーズ) / 感想・レビュー

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GaGa

中学生の頃以来の再読。今読んでも本当に面白い。このあと、平井和正はアダルトウルフガイシリーズに走ってしまうのだけれども、もっとこの路線での作品が読みたかった。映画化された作品は、裸の女教師をやたらと柔道技で投げ飛ばす松田優作が印象的。

2012/12/12

おかむー

高校生のころ挫折して以来、最近のヤングチャンピオンでのコミック版まで結局読んでなかったので原作は今回初読破。『可もなし不可もなし』。コミック版がバイオレンス&エロスの特盛り感と、追加キャラやエピソードによる展開の理由付けがしっかりできていたよい作品だったため、逆にこの原作があっさりと唐突な展開という印象になってしまった。おそらく狼男をメインに扱った小説で数少ない成功例ではないかと思われるのだけれど、さすがにこの話の主人公が中学生という設定はちょっとないなとは俺が歳とったからなのか時代の違いなのか。

2014/04/17

hit4papa

人狼犬神明の活躍を描く学園バイオレンスアクションの傑作でウルフガイシリーズの第1作です。満月の夜不死となる転校生の主人公と学園を牛耳る羽黒獰の戦いがハードボイルドタッチの描かれています。小学生の頃、坂口尚の漫画から入りましたが悪夢に唸らせられるほど衝撃的な内容で、ノベライズの本作品によりマイ平井和正ブームが訪れました。孤高のヒーロー対暗黒社会の御曹司。ともに中学生というのは驚きですが、ラストは魂がゆさぶられるほどの興奮を覚えた記憶があります。その後の展開はどうあれ、日本SFの至宝の一冊に相違ありません。

2017/03/20

美葉

Yさんにオススメされた本。古い本みたいだけれど、すごく読みやすかった。「狼男」は凶暴で怖いイメージだったけど、この作品では、強くてたくましい存在として書かれていて、イメージががらっと変わった。先生を救うシーンがすごくかっこいい。ただ、生々しい描写はちょっと苦手かな。

2019/03/11

志摩子さん

久しぶりに読みたくなりました。いつも、読むと、胸が痛くなります。正直、残酷すぎるシーンや、いやらしいシーンもあるので、誰にでも気軽にお勧めすることはできないけど、私はちゃんと胸を張って、この作品が好きだと言おうと思います。「ぼくのやったことは、犬神明のしたこととおなじです。狼からの贈り物なんです。暗い夜に、悲しい泣き声が聞こえれば、黙ってはいられない。それが狼の魂なんです。人間には聞こえない泣き声でも、狼には聞こえるんです。人間だってその気になれば聞こえるんだが……」

2015/10/10

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