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ロボット (角川文庫 緑 403-38)

ロボット (角川文庫 緑 403-38)

ロボット (角川文庫 緑 403-38)

作家
矢野徹
出版社
KADOKAWA
発売日
1986-02-01
ISBN
9784041403389
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ロボット (角川文庫 緑 403-38) / 感想・レビュー

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おぎにゃん

無人島に取り残された少年の孤独と冒険。少年とロボットの間に芽生えた友情…少年が選んだ生き残るための決断とは?…そして、勇気ある少年へ向けるナイスでホットな大人たちの誠意とは?…幼い頃見た夢を懐かしく思い出させてくれるジュブナイル(少年向け)SF冒険小説だ。ストーリーは類型的ではあるけれど、ラストのやるせなさも含めて、後味は抜群によい。読後に眺める表紙がまた…泣けるのです。いいなぁ…って。作中のあちこちにちりばめられている、USAのSF作家、ロバート・A・ハインラインの諸作へのオマージュも楽しい傑作です。

2015/04/08

アーチャー

巨大船が沈没して数人の乗組員が無人島で生活する過程で、主人公一人ぼっちになり、ロボットを組み立てる過程まではすごく面白かったです。が、その背景に描かれた国家の陰謀やハッカー軍団が、シンプルな物語を複雑化している印象があります。カバーイラストのような世界が展開されれば良かったのですが・・・。

2012/05/19

三丁目の書生

 以前HPで矢野徹さんの『孤島ひとりぼっち』を読んだことありました。  その際、この作品を映画化を前提として長く書き直した作品があると知りました。それがこの『ロボット』です。  オリジナル版と読み比べると、物語のふくらませ方の勉強になります。 「あとがき」で矢野さんが本作品成立の過程について語ってくれています。  本作品が好評だったら少年少女を主人公とする話を書いていきたい、とも書かれています。   https://sfklubo.blog.jp/archives/17775420.html

2023/01/28

ラプトル

故・矢野徹氏の近未来ロビンソン漂流記。確か今から20年以上前、高校生の時に読んだ本を見つけ懐かしくて再読。船が沈没し、無人島にたどり着いたが、一緒に漂着した大人は次々と亡くなり主人公の少年は一人取り残される。積荷の中に組み立て型の最新型ロボットを見つけた彼は苦労し、最愛の相棒フライデーを得る・・・。懐かしくも今読んでもとても面白い古きよき日本SFの名作。

2012/05/24

いつみ

初自炊本。沈没した船から無人島に逃れた少年ジョン。苦労して組み立てた相棒のロボットのフライデーを心の支えにし生き延び家族の元へ帰る、SF漂流記。古い本だがとても面白く読んだ。テロとかハッカーとかどうでもいい。島でのジョンとフライデーの交流にもっと浸りたい。

2013/11/21

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