二代目はクリスチャン (角川文庫 緑 422-15)
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二代目はクリスチャン (角川文庫 緑 422-15) / 感想・レビュー
たみ
清楚で美人なシスター今日子、ヤクザの晴彦、警部補の神代(実家は寺)の3人がメインですが、読み進むにつれ、ストーリーの表側になかなか現れない複数の人物の恋愛事情に心が奪われていきます。神代がおでん屋で「鼻血吹くぞ」と店主をおどす場面や、晴彦と神代がそれぞれ十字架と数珠をふりかざしながら喧嘩する場面で大笑い。途中までは軽い感じで読めるのですが、最後手前はちょっとシンミリだった。読後はトキメキの余韻が味わえます。間に合え~!
2014/06/28
とも
映画は子供のころ何度も見ているが、原作ははじめて。 全体的にドタバタ感、演劇のような演出。語り部が刑事神代の妻で、このひとの扱いが映画と大きく異なる。 現代版にアップデートした映画を観たいような。でもヤクザものは時代にマッチしてないのか。
2024/04/03
背番号10@せばてん。
1985年7月27日読了。「蒲田行進曲」「熱海殺人事件」「幕末純情伝」他を抑え、自分の中では、本書がつかこうへい氏のベスト。ただ、2013年7月現在、読メ登録数19、感想アップ0。私の感性がイレギュラーなのか?
1985/07/27
東森久利斗
義理と人情、スラップスティックなオブラートに包まれたブラックユーモアがエグイ。情景や心情の細かい描写を省いた演劇作家らしいテンポよい展開。映画も傑作、志穂美悦子が最高。
2019/09/30
N.river
シスターとヤクザに共通しているのは、誓った相手へ仁義を通す事。考えてみれば宗教戦争も組の抗争もかわらないのかも。
2014/06/09
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