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幕末純情伝: 龍馬を斬った女 (角川文庫 つ 3-33)

幕末純情伝: 龍馬を斬った女 (角川文庫 つ 3-33)

幕末純情伝: 龍馬を斬った女 (角川文庫 つ 3-33)

作家
つかこうへい
出版社
KADOKAWA
発売日
1990-12-01
ISBN
9784041422342
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幕末純情伝: 龍馬を斬った女 (角川文庫 つ 3-33) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

主人公の沖田総司をはじめ、土方歳三や坂本龍馬など登場人物たちはすべて幕末に実在し、活躍した人たちである。ただし、沖田が実は女であったという設定はもちろんのこと、それぞれの人物たちの動きや心情は史実を反映しているどころか、つかこうへいによって、いとも自由奔放に書き換えられている。面白ければいいのだ、とするのがつか流なのだろうか。本編には戯曲版もあるそうなのだが、おそらくは舞台で見る方がより楽しめるものと思われる。やはり、つかの本領は舞台を所狭しと駆け巡る、そんなお芝居でこそ真価が発揮できそうである。

2022/09/05

Die-Go

図書館本。再読。新選組の天才剣士沖田総司を主人公に、つかこうへいが大胆に幕末史を塗り替える。本作での沖田総司は男装の女性で、初めての男土方歳三を思うがあまり、その剣を振るい続ける。そしてその矛先は回天の英雄坂本龍馬はと向けられ...。歴史の改編の甚だしさを受け入れられるかが、本作を楽しめるかどうかにかかっているだろう。★★★☆☆

2020/06/17

背番号10@せばてん。

1993年11月4日読了。91年公開の映画の主なキャストは、渡辺謙(当時32歳)、牧瀬里穂(当時20歳)、杉本哲太(当時26歳)。あらすじはもちろん、忘却の彼方。(2022年2月9日入力)

1993/11/04

とも

つかこうへい流の歴史ファンタジー。昭和テイストで荒唐無稽。なんというか令和の時代感とはまるで合わない。が、なんだかんだで面白い。

2024/05/18

やまねっと

この小説はあまりにも荒唐無稽でついていけなかった。 出てくる人が破天荒なので感情移入できなかった。 しかし、沖田総司が女だったという設定でこの小説は勝ちなのだなと納得せしめた。 総司が男として演じていたが、最後まで女を捨てなかったのは唯一共感できた。無駄な説明が少なく、会話のテンポで読ませたので読んでてのめり込んだ。 所帯じみた近藤勇もペーソスとしておもしろかった。

2021/04/21

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