枯葉色の街で (角川文庫 緑 454-9)
枯葉色の街で (角川文庫 緑 454-9) / 感想・レビュー
たか
登場人物のキャラクターが良い。探偵役の気弱な主人公、物怖じしなくて主人公になつく被害者の娘、主人公に思いを寄せる少々お節介な女性など、仁木悦子の人物描写は生き生きとして美しい。やはり仁木悦子は良い!と思わせる作品だ。B評価
2018/01/13
Yu。
手がかりは8枚の名刺とメモ書き‥ 何の因果か朴訥な青年の手元に突如として現れた持ち主の分からぬ財布..の主を探す事から始まるユーモアミステリー。。仁木作品って温かみがあって好きだな‥ 本作もとても良かった(しかも貴重な長篇作)。。そうそう、ミチルちゃん最高(*´―`*)
2021/03/18
ホレイシア
表紙の猫にひかれて購入。昭和は遠くなりにけりってな感じ。「ミステリー」ではなくて「推理小説」というのがぴったりの作品。若い頃は鬱陶しいと思っていた人情味のある世間が妙に懐かしい気がする。うっわー、「昔はよかった」?まずいよね、これ(笑)。
2010/02/01
こらった
生き生きとした人物造形、無駄・無理のない筋運びといった仁木作品の美点が詰まった快作。特に、気弱な主人公やミチルのような魅力を備えた人物は他の作家の作品ではなかなかお目にかかることがない。あと主人公のトラウマを冒頭のたった一頁でさらっと書いちゃう仁木先生大好き。
2015/10/25
kanamori
☆☆☆
2010/10/18
感想・レビューをもっと見る