一匹や二匹 (角川文庫 緑 454-14)
一匹や二匹 (角川文庫 緑 454-14) / 感想・レビュー
たか
櫟ファミリー、仁木悦子、砂村朝人のシリーズ探偵が登場する作品など、5作の短編集。子供から大人まで様々な探偵役が登場する。 血なまぐさい殺人も起こるが、人間が本来持っているはずの優しさや思いやり、心の強さを思い出させてくれる。表題作は、猫好きにはオススメ。D+評価
2022/05/22
Yu。
恩には恩で返すニャ‥ 一応これも“猫の恩返し”「一匹や二匹」。子を想う気持ちは なにも親だけに限った事ではない‥ 過去を背負う主人公の懸命さに胸を打たれる「坂道の子」。一男一女の母親となっても悦子に流れる熱き探偵魂は あの頃のまま「サンタクロースと握手しよう」。あっちのチョ〜コは、に〜がいぞ‥「蒼ざめた時間」。灯台下暗し‥「縞模様のある手紙」。といった、ちびっ子から大人に至るまで様々な探偵役が奮闘する五つの仁木劇場。。お気に入りは「坂道の子」「蒼ざめた時間」。
2018/11/06
やぎちゃそ
有名なミステリー小説と聞いたので、読んでみました。短編集なのですが、どのお話も凄くハラハラして、充分楽しめました!最後の締め方がどれも好きですね〜(^-^) 既に絶版のようですので、図書館などで是非とも探してみて下さい。
2011/05/21
にく
久々に王道の真っ当なミステリを読んだ!という感じ。淡々とした文章は古典海外ミステリの翻訳っぽい雰囲気で、すいすい読める。どうやらシリーズ物の外伝集みたいな作りのよう?色々と読んでみたい作家さんになりました。
2018/04/08
ゆりもぐ
アンソロジィ収録の表題作を読んだので、つられて何度目かの(どころじゃないけど)再読。本格推理短編集だけれど、暖かい人情や懐かしい景色・切ない愛情に包まれている。絶版なんてもったいないですね。
2011/08/27
感想・レビューをもっと見る