小説阿佐田哲也 (角川文庫 緑 459-2)
小説阿佐田哲也 (角川文庫 緑 459-2) / 感想・レビュー
カワハ
期待していた内容ではなく、阿佐田哲也周辺の人物との交遊録のような感じでした。阿佐田哲也の自伝的内容を期待していたのですが。ただ、これはこれで興味深い内容が書かれていました。"虚にして実、実にして虚"
2019/03/27
久守洋
阿佐田哲也を題していながらも、麻雀小説ではない。メタ的な小説かといえばそうでもない。淡々と、醒めた目で博徒たちを描く身辺雑記である。色川のあとがきでの言葉を借りれば、「しかし、さっぱり面白くねえや」。
2012/11/11
ビーフハート
生きていくことのバランスについて考えさせられた。
2003/07/20
イチ
P52 「俺は泣き虫だった。甘えん坊でね。劣等感のために、人前ではっきり自分の意見が述べられない」~略~「自分の意見はいえないが、他人の意思に屈服もしない。だから孤立する。俺はそんな子供だったよ」 よくこういう文が書けるなあ。
2009/05/10
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