麻雀放浪記(四) 番外編 (角川文庫 緑 459-54)
麻雀放浪記(四) 番外編 (角川文庫 緑 459-54) / 感想・レビュー
雲國斎
昔の知り合いと雀荘で出会って,知ったかぶりするそいつをけちょんけちょんにやっつける場面があったような。3巻だったかな。わくわくしながら読了しました!
1979/12/25
太田青磁
他の定職で入る金をタネにして打っている連中は、博打打ちではなく、ただの旦ベエである・日本人ちゅうのは、小細工が好きな人間じゃわい・相手の言葉に耳で貸さんと、おのれの麻雀を打て!・ブウといって腕一本か。一回勝負やな・君は恐縮しながら図々しいことをやる男だね・だがね、足を洗ったために、僕はどうにか今日まで生きてこれたよ・ただ、お前が最初、マルエイをやったとき、六万円握ってずらからずにつきあってくれた礼金だ・俺は沈むのは嫌いだ・金で精算しなくたってよかばい―・みろ。やったって、どうせケリはつかねえじゃないか
2014/04/15
デビっちん
番外編というだけあって、坊やは殆んど傍観者としての登場となり、謎の三国人とドサ健を中心に物語は展開していった。誰かが何か仕事をやったとき、その分の視線がへるため、その時がこちらの仕事をするチャンスでもある。毎日触れて感覚が鋭くなっていると、何となくイヤな感じがわかる。ただし、その感覚は毎日使っていないと錆びついてしまう。全4巻読んだけど、最初の青春編が一番面白かったかなー。本でも映画でも、最初が一番面白いと思うのです。こちらが仕込みをするときは、相手も何か仕掛けているのでは?
2015/12/06
mun54
壮絶な話だった。強烈な個性のぶつかり合いで命をかけた真剣勝負。 自分にはとても出来ないが、少しあこがれを感じた。
2012/11/28
ベッシー
シリーズ四冊目で最終巻。副題の通り今までの主人公は脇役になっている。時代が進み個人のバイニンではどうしようもなくなってきている。これほどまでに衰えが表出化される作品も珍しい。
2024/10/03
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