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高校時代 (角川文庫 緑 478ー1)

高校時代 (角川文庫 緑 478ー1)

高校時代 (角川文庫 緑 478ー1)

作家
三田誠広
出版社
KADOKAWA
発売日
1980-05-01
ISBN
9784041478011
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ジャンル

高校時代 (角川文庫 緑 478ー1) / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

まさしくタイトル通りに'高校時代'に読んだ作品です。学生運動や思想の話が結構出てくるので、今の学生にはなかなか馴染みの話ですが、どこか人との関わりに距離をおく主人公「真」に読んだ当時はとても憧れた記憶があります。作中で登場するツルゲーネフも確かに本作を読んだあとに「初恋」を読んだのを思い出しました。今読んだらまた違った感想になるんでしょうね。内容はともかく本作を読んで、校内の読書感想文コンクールに入賞したコトがのちの私の読書ライフに大きな影響を与え、ここ読メにてレビューを書き綴る原点なのは間違いないです。

2020/10/25

スナフキン

若い頃の私に決定的な影響を与えた三田誠広さんの自伝的小説。本書の主人公はいい大学に入って、大手企業に入社するだけの人生に疑問を抱いている高校生である。読書や社会問題に興味を持つあまり、高校を休学してしまう。友情や恋愛も描かれている。今の若い人にとっては三田誠広さんは『いちご同盟』や『永遠の放課後』の作者なのだろうが、著者の文学的出発点ともいうべき本作や、処女作『Mの世界』も読んでほしいと思う。30年ぶりぐらいに再読したが、こんなに面白い小説だったとは!やっぱり私は三田誠広さんが好きだ。

2018/08/31

ナギ

1964年、名門の高校に入学した主人公・真が、友人たちと出会い、学生運動にも参加し、迷いながら自分の道を選んでいく小説。ある種こんなきな臭い小説が大学受験雑誌「螢雪時代」で連載されていたのは驚き。結末のその先が読みたいところ。

2014/05/10

ナカムラ

暗い青春小説。すごく面白いんだけど、ストーリーが立っているからという訳でもないし、単純に共感できるからという訳でもない。答えや考え方を与えてくれているようだけどそんな訳でもなくて、勢いだけで持っていっている小説とも違う。だけど面白い。

2009/08/16

羊男

★★

1983/03/24

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