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やがて笛が鳴り、僕らの青春は終る (角川文庫 緑 478-3)

やがて笛が鳴り、僕らの青春は終る (角川文庫 緑 478-3)

やがて笛が鳴り、僕らの青春は終る (角川文庫 緑 478-3)

作家
三田誠広
出版社
KADOKAWA
発売日
1982-03-01
ISBN
9784041478035
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やがて笛が鳴り、僕らの青春は終る (角川文庫 緑 478-3) / 感想・レビュー

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メタボン

☆☆☆★ ラグビーがわからなくとも充分に楽しめた。主人公のトキオは自我抑えめで青い奴。でも何か共感できる。自分の二十代前半の感性に通じるものがあったから。フリーライターとの恋は薄すぎていただけない。簡単に作家に寝返るなよな。タイトルが秀逸。

2018/04/27

mj

大学四年時のラグビーとのかかわり方。30年以上ぶりに手に取ってみて、あまっちょろさはあるものの、登場人物がわりかし「おとな」で驚きましたですね。この種目がまだ「適切」な敬意を払われていた時代に書かれた小説。その時代を生きた者が夢にだって見なかった対南ア勝利を以てしてもそれを取り戻すことはできなかったですよ。来年、取り戻すことができるかナ。(((サッカー帝国主義者への逆襲)))

2018/04/28

キー

約30年ぶりに再読しました。大学ラグビー部の物語で、そろそろ学生生活が終わるという切ない時間を描いています。幼なじみのトキオとサブの友情を中心に描いていますが、三田誠広訳の『星の王子さま』を読んだあとだからか、大企業社長の妾の子サブと住み込み運転手の息子トキオの関係を、王子さまと飛行士の関係に重ね合わせて読めました。発表が1980年、物語の時代設定が1975年という、完全に昭和な青春物語ですが、普段から昭和の作品を読んでいる昭和好きな昭和世代の自分には全く問題ありませんでしたよ。

2017/04/20

リュウジ

★4 ユーミンの「ノーサイド」が世に出たのは、1984年(昭和59年)。今は絶版であるこの小説はその4年前に生まれた。小説の舞台は1975年(昭和50年)。主人公たちは、大学ラグビーに全精力を傾ける。目指すは、優勝。しかし、それはやがて来る最終試合。そこは人生のゴールではないし、決してノーサイドとはいかない。その先にある自分たちの将来。ブルジョワジーという言葉が死語ではなく、サラリーマンになることは敗北のように思われてた時代。ラグビーと友情と恋愛。一瞬の輝き、そして不安、挑戦。ホント「アオハル」かよ。

2019/10/14

sena

再読。20年、いや30年前に読んだ本。大学のラグビー部員が主人公だが、仲間たちそれぞれが将来への不安を抱えながら、今を生きていく。読み終わった時、うわーっと大声で叫びたくなったことを思い出した。

2012/10/05

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