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知的悪女のすすめ 続 (角川文庫)

知的悪女のすすめ 続 (角川文庫)

知的悪女のすすめ 続 (角川文庫)

作家
小池真理子
出版社
KADOKAWA
発売日
1982-01-01
ISBN
9784041494028
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知的悪女のすすめ 続 (角川文庫) / 感想・レビュー

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ぐうぐう

『知的悪女のすすめ』の続編として書かれた本書は、その前著よりもかなり突っ込んだ内容となっているのが特徴だ。つまり小池真理子は、デビュー作が賛否両論ありながらもベストセラーとなったことで、書き手としての自信を得たということだ。女性、あるいはセックスを解放する、といった誤読を生んだデビュー作の苦い経験からか、小池はまえがきにおいて、有志以来、時代が求める“おんな”を演じてきた女性に対し「どうせ演技するなら、“おんな”ではなく“知的悪女”を演技したい」と、早々に断りを入れている。(つづく)

2023/10/30

しんすけ

男が読んじゃいけない本なのかもしれないが、男が読んでも面白い。 「惚れた女のオナラが可愛い」って口に出して言える男なら読んでもいいかもしれない。 恋するや愛するじゃなくて、「惚れる」って身体全体で夢中になっているようないい言葉だ。だから小池真理子は「惚れる」って言葉が好きだという。 いかに生きるかでなく、いかに多く生きるかが重要だとも書いている。 これと同じことはカミュも書いていた。 もしかしたら、小池真理子は不条理を弁えているのかもしれない。

2022/07/12

MIKETOM

人間、若い頃は誰しもニヒルを気取りたくなる時期がある。斜に構え醒めた目をして、ことさらに反道徳反常識をいいつのり、自分は世間に迎合しない人の顔色を窺わない、そんな自分カッケー!てな具合。本書はそういう本。浮気は悪いことじゃない。好きになったらどんどんやるべし。一番いけないのは夫に悪い彼氏に悪いと罪悪感を持つことらしい。それはそれでいいのだが、藤田宜永と結婚した後もそのスタンスでやってたのかなあとか、じっくり考えると妙チキリンなことばかり。斜に構え過ぎて爆笑させてもらったネタとか、小池節は一日にしてならず。

2021/05/22

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