第三水曜日の情事 (角川文庫 緑 494-7)
第三水曜日の情事 (角川文庫 緑 494-7) / 感想・レビュー
夢追人009
小池真理子さんの小説家デビュー作となるアメリカを舞台に外国人の男女が主役を務める20編のショート・ミステリー短編集。本書の感想はまさに外国の推理ドラマを見ているかの様な鮮やかなストーリー展開で新鮮さはありませんが最長でも10頁でスイスイ読めて普通に面白かったです。贅沢にモノクロのフォトが一話に1つずつ20頁もついていて洒落ていますし、こういうのは今時ほとんど見かけませんよね。意外なオチを軽く楽しみたい方にはお奨めですね。あと(洒落?)阿刀田高さんの美形と作家の関係について書かれた解説文も面白かったですね。
2019/03/01
ミカママ
なんとも拍子抜け。タイトルの秀逸さにヤラレました。ショートショートなんだけど、全然色っぽくないし、ミステリーとしても穴だらけ。次いこ、次!
2015/02/14
mr.lupin
小池真理子さんの著書五冊目読了。35年以上前の小池さんのアメリカを舞台にした20篇からなるショートショートミステリー。このアメリカを舞台にしたと言うとこが中々とある意味斬新で楽しむ事ができた。またストーリーもイロイロな展開があり、あっさりしたものからブラックなモノまで、どの作品も読みやすく飽きることなく読了できた。小池さんの作品は結構癖になるかも。 ☆☆☆★★
2022/01/17
10$の恋
サラリサラサラ読める20編のショートショート。「これが小池真理子さんの作品?」と思うようなドライでストレートさは、どの話もあえて外国を舞台にしているからだろう。これが40年程前の作品だと知ってビックリ!。色褪せず実に面白い♪解説で"阿刀田 高氏"も述べているが、ショートショートは「新鮮なアイデア」「完全なプロット」「意外な結末」が三原則。すべてに情事が絡む男と女のブラックミステリー、挿絵代わりの写真も趣きがあってGood。夏バテ気味の読書脳にはちょうど良い読物だった。あ、そうそう、今日は『第三水曜日』😉
2024/08/21
coco夏ko10角
アメリカが舞台のショート・ミステリー20編収録。昔見つけたときはタイトルから不倫ものだと思ったけど、この前内容紹介確認したらショート・ミステリーだったので手に。ブラックなものから意外なオチまで色々あってよかった。全話にフォトが添えてあってオシャレ。
2021/05/20
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