二人で夜どおしおしゃべり (角川文庫 緑 494-8)
二人で夜どおしおしゃべり (角川文庫 緑 494-8) / 感想・レビュー
ぐうぐう
初出の記載がないので、いつ発表されたエッセイか(もしくは書き下ろしなのか)正確には不明なのだが、記述内容から推測すると三十代前半に描かれたもののようだ。小説家デビューも果たしているせいか、内容自体は『知的悪女』シリーズと比べると、かなり緩くなっているのが印象的(いや、もっと正確に言えば、最大の影響は藤田宣永の存在が大きい)。とはいえ、小池真理子は『知的悪女』の頃から、いわゆる女性解放運動とは別の場所から発言していることを説明してはいた。(つづく)
2024/05/16
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