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ナックルボールを風に (角川文庫 や 10-2)

ナックルボールを風に (角川文庫 や 10-2)

ナックルボールを風に (角川文庫 や 10-2)

作家
山際淳司
出版社
KADOKAWA
発売日
1988-07-01
ISBN
9784041540039
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ナックルボールを風に (角川文庫 や 10-2) / 感想・レビュー

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再び読書

覚悟を決めた男たちの淡々とした戦いを描いた短編集。加藤初を題材にした「敗戦投手」などは、あれっと言うくらい短い。でもこの短編集に貫かれているのは、言い訳をしない男の戦いと感じられる。山際氏の本を読みたくなるのは、この潔さと、中途半端な同情や感情移入を排除した文章による清清しさと思われる。今のテレビに出て無責任に、言葉を切り売りしている人々にこの潔さと真摯な取り組みを見て欲しい。

2013/06/14

mataasita

ナックルボールとうつだけでトップに検索されてでてきた。知らない野球選手が多かった。淡々とした筆致で選手たちの知られざる側面や人となりを描く。昔のピッチャーたちの超人ぶりがすごい。いかんせんメンバーは古いが。ボクサーの渡嘉敷の話が小説みたいで面白い。夏休み22冊目。

2021/08/29

barcarola

自分の世代では現役時代を知らない選手のエピソードばかりになってしまうのだが、それでも読んでいて退屈することは無い。むしろ当時が目に見えてくるようだ。

2021/03/06

aya LR

野球エッセイで有名な山際淳司さん。タイトルも表紙も野球関連なので野球モノオンリーかと思いきや、ボクシングやプロレスなど、他のスポーツのエッセイも収録されている。どの作品も、そのスポーツへの愛が感じられて読み口が爽やかです。

2016/07/03

Humbaba

名選手と呼ばれる選手であっても,最初から有名だったわけではない.有名となるためには,選手としての能力はもちろん必要だが,それだけではなくてさらに人に話したくなるようなエピソードがあるからこそ,有名になれるのである.

2011/11/23

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