スタジアムで会おう (角川文庫 や 10-60)
スタジアムで会おう (角川文庫 や 10-60) / 感想・レビュー
読書国の仮住まい
プロローグ 『スタジアムからの贈り物』行動者と傍観者。 Ⅰ 『ヒーローのいる風景』されど四番打者、「神」になったボクサーとの対話。 清原和博の人物評価とジョージ・フォアマンのインタビュー。 Ⅱ 『スポーツつれづれ草』さまざまなスポーツに関するショートエッセイ Ⅲ 『サラブレッドと語ろう』ビッグレース、武豊と「三強」の時代、ジャパンカップ一九九一。 ヤエノムテキの天皇賞秋、スーパークリーク、オグリキャップ、イナリワンの時代、メジロマックイーンの配属。 エピローグ 『遠ざかる祝祭』ノーサイドの笛は祝祭を齎す。
2022/05/25
読み人知らず
山際さんの文章は本当に読んでいて心地よい、気持ちよい。この帯に書かれた野村克也の文章も良いなあ。スポーツを愛した人だった。内容も、とてもよい。大切な文章です。
2014/09/10
アーキー
★★★☆☆ 65
2016/09/15
青海老
山際淳司が生きていたら……と夢想せずにはいられない。清原の弱さと強さを描けた人が、今の清原に言えることは、とか。海外のスポーツ・シーンで日本人がこれほど活躍していることをどう描くか、とか。他のスポーツ・ライターを否定する訳ではないが、これほど素直にスポーツを捉え、リスペクトし、そして添えるように、しかし鮮やかに意見を主張できた人は他にはいない。「作家は二種類に分かれるとつねづねオレは思っている。いい作家か、つまらない作家か……。うまいだけの作家なら用無しさ!」(cf. 細野不二彦、一部修正)
2017/03/21
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