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男たちのゲームセット: 巨人・阪神激闘記 (角川文庫 や 10-12)

男たちのゲームセット: 巨人・阪神激闘記 (角川文庫 や 10-12)

男たちのゲームセット: 巨人・阪神激闘記 (角川文庫 や 10-12)

作家
山際淳司
出版社
KADOKAWA
発売日
1998-08-01
ISBN
9784041540633
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男たちのゲームセット: 巨人・阪神激闘記 (角川文庫 や 10-12) / 感想・レビュー

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再び読書

「江夏の21球」の著者の巨人9連覇最後の年の阪神、巨人の2チームについて語った本。後書きを見ると遺作とも取れるところもある。江夏氏の著書と照らし合わせると、誠実な取材に基づいている事が窺える。しかし、この頃の阪神の迷走ぶりにはあきれる。しかし、巨人も長嶋の引退が近づき、鉄壁の結束が揺るいでいる様も感じられる。山際氏の文体には清清しさと誠実さが感じられ、読後感は非常に良い。「スローカーブを、もう一球」も読みます。

2013/05/11

たーくん

1973年のプロ野球セ・リーグ。長嶋、王がまだ現役で巨人のV9達成がかかった年だった。巨人のライバルである阪神は、エース江夏、主砲に田淵を擁し、V9を阻もうと燃えていた。巨人と阪神の優勝争いは、直接対決の最終戦までもつれこんだ。このプロ野球史上まれにみる一年の、選手そして監督、コーチなどそれぞれの動きにスポットを当て、激闘の裏にある男たちのドラマを描き出す。山際淳司の遺作となった最後のスポーツ・ノンフィクション。

2018/04/05

Terry Knoll

1973年プロ野球セ・リーグ。・田淵江夏・王長島が現役だった時代。 阪神巨人は僅差で争い、優勝は最終戦へと。 「タイガースと言うチームは期待させておいてころっところぶ」と編集デスクの言葉がまさに・・ 真偽不明だが、優勝すると年俸を上げざるをえないので、まけるように無言の圧力が阪神のフロントからあったとか?? 「紳士たれ」とチームの結束が固い巨人 各自がポジションを目指して争った結果で、勝利を得る阪神。 対照的なチームカラーです。リーダの資質・プロとは何か?をも描くノンフォクションです。

2015/02/20

tnyak

1973年の阪神と巨人の優勝争いの最終盤を描いた傑作。 野球スタイルが異なる2チームの違いが手にとるようにわかる。自分は近鉄フアンだったので、セ・リーグの優勝争いにはさほど興味がなかった記憶はあるが、力は拮抗していても、勝つのはやっぱり巨人だな、と感心した記憶がある。それにしても、山際さんのスポーツノンフィクションの新作が読めないのは、今さらだけど寂しいことだ。

2020/05/06

雲國斎

最終戦までもつれたこの年のペナントレース。因縁めいたゲームもあり,テレビの前に釘づけだった。阪神ファンにとってはにっくきジャイアンツを倒せるチャンスもあったのにいやにあっさりと負けてしまったのを覚えている。前日の思いもしない対中日戦の敗戦がこたえたのか?甲子園の暴徒化したファンもすごかった。勝ったジャイアンツのナインはほうほうの体で引き上げたっけ。襲撃するなら,だらしない負け方したタイガースナインだろうに…。

1998/11/11

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