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金曜日の女: 恐怖小説集 (角川ホラー文庫 44-1)

金曜日の女: 恐怖小説集 (角川ホラー文庫 44-1)

金曜日の女: 恐怖小説集 (角川ホラー文庫 44-1)

作家
森 瑶子
出版社
KADOKAWA
発売日
1996-04-01
ISBN
9784041552407
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金曜日の女: 恐怖小説集 (角川ホラー文庫 44-1) / 感想・レビュー

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ゆのん

11編から成る短編集。書かれたのがかなり前という事もあってエモい感じがするのが結構好きかもしれない。携帯ももちろん無い時代なので、男女が連絡を取り合うのも公衆電話だったりして、不倫カップルは会社に電話がくる。電話一つ見ても時代が分かる。今であってもヤバ目の女性と軽い男性が登場する話が多く、女性が読んでも男性が読んでも『うわ〜』となるのではないか。一つ一つの物語は短いものの、ラストではゾッとする内容となっていて、一気に読み出来るし、箸休め的に読むのには良いかもしれない。

2023/10/14

mr.lupin

森瑤子さんの著書初読み。11作品からなるホラー短編集。自分を捨てた男からの電話を、何年も電話の前で待ち続ける女。婚礼の前日、出会ったばかりの男と駆け落ちを企てる女等々。しっくりくる話もあったが、逆に意味不明的な話もあった。秀逸だったのは一番最初の「あっ」。全くシンプルな話ではあったが、自分的には一番良かった。読みやすかったが、全体的にちょっとあっさりし過ぎていて、もう少し毒があると良かったと思う。⭐⭐★★★

2022/06/04

Yu。

彼女らに待つ運命は決して明るい方向へとは向いていない… そんな女達の執念こもった11のダークサイドストーリー。お気に入りは、7年ぶりに偶然の再会を果たした元カップル、お互いの近況を報告し合うも少しずつズレていき、そして…「通り雨」。女性に事欠かないプレーボーイがある女性と関わることによって悲劇の幕を上げる羽目となる…「金曜日の女」。

2015/06/16

BUBI

旅のお供に借りたら再読でした。でも短編集って内容をあまり覚えていないので、また楽しめました。「あっ」はもう忘れないかも。現実に旅先で顔に横線が見えたら怖いな。「通り雨」以前、自分も雨宿りにドトールか何かにいたとき読んだのを思い出しました。女の狂気が怖い。「壁の月」この本は旅のお供にするのは避けた方がいいのかも。宿泊先のホテルでこの話を読んじゃって、自分の部屋にも月が見えたらどうしようとちらっと思いました。怖さにもいろいろあるけど、のっぴきならない状況の怖さ、追い詰められる怖さの短編集です。

2018/06/30

そのぼん

少し毒を含んだような短編集でした。 ジャンル的にはホラーに入るのでしょうが、グロさはなくて読みやすかったです。

2012/06/02

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