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嫉妬 (角川文庫 も 5-37)

嫉妬 (角川文庫 も 5-37)

嫉妬 (角川文庫 も 5-37)

作家
森 瑶子
出版社
KADOKAWA
発売日
2001-02-01
ISBN
9784041552469
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嫉妬 (角川文庫 も 5-37) / 感想・レビュー

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カーミン

表題作「嫉妬」も良かったけど、「凪の光景」が良かった。一切の「」を用いずに地の文だけで会話を成り立たせている。それでいて狭いヨットでの凄まじいまでの二人のストレスが表現されている。さすがです。

2014/06/24

なか

ゆっくりと時間が流れている一冊でした。『凪の光景』と『彼女の問題』が好き。

2015/06/22

山内正

上の娘が小学下の男の子が幼稚園へ 一人家で度々起こる退屈で終わりのない 結婚で失った自由や刺激危険から離れ 母の様に他の女の様に暮す 看病が嫌でじゃない情け知らずな女冷たい女 夫では満たす事のない 三度に一度は受け入れ同じ順序声のだし方 出来ていると夫 不倫で知られてはいけないと燃え上がる と他の女達は言う どんなに刺激的か家路を辿る時の気持ち あたしの身体を愛してくれた夫の比じゃない 柊子にもわかる 一秒でも早く登りつめるよう舞い上がる 振りをするゆっくり痛みに慣れていく 他の女達がする様に  

2024/05/13

山内正

出任せとは思わないわよと妻が 風は吹いていない 何時だったか五時間足止めくったじゃない 妻の息遣いが被さる あなたのせいだなんて言ってないし 何処へも行かないのに 本でもあれば読めるのに小石もない 身体の何処か痛む気がして手をさする 口を閉ざしてしまう 体を横たえたいと 強く思う 夫が長い事触れ合ってないと妻の太腿から顔を見る 性生活話し合うのどうかい 何を何を言いたいの取り戻したいの? 貴方が私の演技に気付いてあの時から その時帆がひとつたなびき弧を描き 舳先が海面を割いた陸に向って

2024/03/10

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