まじめ半分 (角川文庫 緑 576-2)
まじめ半分 (角川文庫 緑 576-2) / 感想・レビュー
KAZOO
この本は阿刀田さんの自分の身近の出来事などに対して少し疑問をもって、その疑問に対してご自分なりの回答なりを書かれています。このような考え方もあったのかなと読んでいて思わせられることたびたびです。私にはなかなか合ったいい本であると感じました。
2014/05/25
ぶうたん
なんと言うこともないエッセイ集ではあるし、時代を感じる部分も少なくないが、式貴士やマシスンに言及されるところは著者の嗜好を感じるので、その辺は味わい深い。本書収録の中では、たまに行く青根温泉の宿に触れられていたのが嬉しかった。随分読んでいないので、今度は小説にしよう。
2023/12/22
MIKETOM
阿刀田の普通のエッセイ集。しかしまあ、よくこんなにエッセイが書けるもんだなってくらいたくさんあるね。肩がこらず読みやすく蘊蓄もバッチリで物知りになった気にさせられる。阿刀田は最強のエッセイストだろうね。「ご先祖様の湯」で蔵王山麓にある青根温泉に宿泊し翌日は蔵王山頂の火口湖を訪ねたことが書いてある。これはのちに『異形の地図』の中の「瑠璃色の底」という短編になった。実はここは俺の地元で、年に数回は青根温泉へドライブし数年に一度は蔵王山頂に行く。やっぱ知ってる場所が作品として書かれるのは嬉しいね。
2018/03/25
くらも
特に面白かった部分。 ①「“近いうちに地震が来る”と予測して、五十年後に地震が来ても、地球物理学的には“おおむね適中した”ということになるのだろう」(「適中」という漢字は正しいのか?) ②【読む外国語】の項。
2024/01/29
takaC
1993年12月読了。
1999/01/01
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