空想列車 下 (角川文庫 あ 7-11)
空想列車 下 (角川文庫 あ 7-11) / 感想・レビュー
KAZOO
4人の女性の巡り会わせをうまく描いていて、今まででは変化が起きなかった人生にそれぞれが異なった経験をすることになっています。男女間のもつれなどもあったりで、阿刀田さんの長編としては異色の分野ではないかと感じました。4つの中編くらいにはわけられるかもしれません。
2014/08/14
𝓚𝓸𝓉𝓸
列車の中で頭をぶつけたことで頭の中が少しずつ入れ替わって、そこから運命すらも変わる。良い方向に向く人もいれば、人殺しをしてしまう人もいる。あんまり読んだことのない話だったのでおもしろく読み進められました。考えを移されたことに気づかない人がひとりぐらいいてもよかったんじゃないかな(笑)
2016/03/23
MIKETOM
さて下巻。列車に乗り合わせた四人の女たち。突然踏切事故が発生し列車は急ブレーキ。そして四人の女たちは互いに頭をぶつける。ただし、四人が輪になって一人ずつゴン、ゴン、ゴン、ゴンと順繰りにぶつけ合う。そしてそれに伴って、各々その瞬間に抱いていた夢想(妄想)が隣の女へと憑依していった。全員それぞれの生活に戻るけれど、脳内に新たに発生した妄想が徐々に広がっていき、やがて…。設定そのものは面白いのだが、肝心な妄想の内容と脳内の変化、運命の激変がイマイチ平凡かな。もう少し推敲を重ねてほしかった。でもまあまあ。
2019/04/27
takaC
1992年12月読了。
1999/01/01
たく
下も引き続き面白かった。それからみたいなところ。とはいえ、人を殺しておいて、果たしてお咎めなく暮らせるのかは疑問ですね。
2015/08/21
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