やさしいダンテ<神曲> (角川文庫)
やさしいダンテ<神曲> (角川文庫) / 感想・レビュー
財布にジャック
数年前にイタリアのラベンナでダンテの墓に行った時、いつかは神曲が読みたいと思いました。しかし実際に読むには難しそうで抵抗があり、あれからだいぶ時が流れてしまいました。そこて発見したのが、このやさしいダンテです。地獄編を阿刀田さんがわかり易く説明してくれている時は、なるほど~と興味深く読んでいましたが、煉獄編や天国編は難しくて苦戦しました。どこがやさしいの?とぶつぶつ言いながら読みました。やはりキリスト教に詳しく、イタリアの当時の事情に詳しく、さらにギリシャ神話にも詳しくないとやさしくはないみたいです。
2011/09/03
抹茶モナカ
『神曲』本編は未読ですが、いつか挑戦したく、わかりやすく解説している本書を読んだ。この本の段階で難しく感じて、もっと頭が良かったらなぁ、と切なくなった。『地獄篇』は、上方落語の『地獄八景亡者戯』みたいな印象。もっと知識を増やしながら大人になるべきでした。
2015/03/21
gonta19
2011/1/28 Amazonより届く。 2013/8/15〜8/26 阿刀田さんによる、ダンテの「神曲」解説本。ある程度は知っていたが、本格的に内容に触れたのは初めて。世界の古典を易しく読み解くのに定評のある阿刀田さんではあるが、これはやはり読むのが、しんどかった。多大なる影響を与えた、と言われているが、ヨーロッパの人の読書率はどれくらいなのであろうか。 解説が、佐藤優さんだったのには驚いたが、佐藤さんのバックボーンから考えるとピッタリ!
2013/08/26
KAZOO
ダンテの書いた「神曲」への取りかかりをしてくれる入門書といっていいのでhないかと思います。私は「神曲」は読んだことがあるのですが、あまり意味など分からずにさらっと読んでしまってあまり印象もなかった感じがします。ところがこの本を読んで意外と人間的なドロドロしたものもあるのかと思いました。再度読んでみようと思います。
2014/10/17
非日常口
まず岩波文庫以外の文庫で注釈飛ばして音読するくらいにゆっくりある程度読んで、本書で同じところがどういう話なのかを確認し、また翻訳を読み本書で確認する。これを繰り返すことで神曲は十分読めると思える。岩波以外の翻訳を勧めるのは、岩波の翻訳美文を目指しすぎてて話が見えないから。個人的には河出が読みやすい。
2016/02/07
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